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ビジネスの場面などチームでの使用が想定されたコミュニケーションツール「Slack」が、サービス開始以来初の値上げに踏み切ることを明らかにしました。またフリープランの内容も一部変更され、メッセージ数の上限を撤廃する代わりに閲覧期間に制限が設けられています。90日を経過したメッセージは有料プランへアップグレードすることで確認できるようになります。

Slack 初の料金改定とフリープランの内容変更のお知らせ | Slack

https://slack.com/intl/ja-jp/blog/news/pricing-and-plan-updates



プロプランの料金改定とフリープランの最新情報 | Slack

https://slack.com/intl/ja-jp/help/articles/7050776459923-%E3%83%97%E3%83%AD%E3%83%97%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%81%AE%E6%96%99%E9%87%91%E6%94%B9%E5%AE%9A%E3%81%A8%E3%83%95%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%97%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%81%AE%E6%9C%80%E6%96%B0%E6%83%85%E5%A0%B1

2022年9月1日から、Slackのプロプランは月額料金が960円から1050円に値上げとなります。また、年額プランで契約したときの料金は1万200円から1万1100円になります。

さらにフリープランのサービス内容にも手が加えられました。従来のフリープランではファイルストレージ容量がワークスペース当たり5GBまでだったのが無制限となり、録音や録画を作成して送信できる「クリップ」機能がフリープランでも使えるようになりました。そして、従来はワークスペースで閲覧できるメッセージが直近1万件まででしたが、メッセージ数の上限は撤廃されます。ただし、閲覧可能なメッセージ履歴に「過去90日間まで」という新しい制限が追加されました。90日が経過したものは非表示となり、有料プランへアップグレードすればいつでも履歴にアクセスできるようになります。このフリープランの変更も9月1日から適用されるとのこと。

価格改定はプロプランのみで、「ビジネスプラス」や「Enterprise Grid」の価格は据え置きです。価格改定は世界的に行われており、例えばドル圏では月額料金が0.75ドル、年額料金が月当たり0.58ドル値上げされています。

なお、すでに年間契約を結んでいるユーザーは価格改定前に年払いを更新することで、従来の料金がさらに1年間適用されるとのことです。

価格改定・内容変更前の情報が記載された各料金プランの詳細は以下のページで確認できます。

料金プラン | Slack

https://slack.com/intl/ja-jp/pricing