ズタズタに切り裂かれたようなスーツケース(画像は『New York Post 2022年7月7日付「Woman shocked suitcase destroyed on Delta flight: ‘Did the plane crash?’」(Twitter/moosechildd)』のスクリーンショット)

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飛行機に乗る際、預けたスーツケースに多少の傷がつくことは覚悟の上だろう。だがこのほど米航空会社のデルタ航空便に搭乗した女性が目的地で荷物を受け取ると、信じられないほどボロボロになったスーツケースを手渡された。あまりの損傷ぶりにネット上では「ティラノサウルスが運んだのか?」「飛行機が墜落したのかと思った」という声があがっている。『New York Post』などが伝えた。

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写真家のエミリー・ホファーバーさん(Emilie Hofferber)は先日、米航空会社のデルタ航空が運航する飛行機に乗り自身のスーツケースを受託手荷物として預けた。そして目的地に到着し自身のスーツケースを受け取ったのだが、ズタズタに切り裂かれたような状態になっていたのだ。

あまりに衝撃的なスーツケースに、エミリーさんは「デルタ航空は一体なんなの」と怒りを込めた一文を添えてそのスーツケースの写真をTwitterに投稿した。スーツケースは中身が一部見えてしまいそうなほど原型をとどめておらず、キャスターの一部はプラスチック部分が欠けてしまいホイールがなくなっていた。スーツケースの角にも穴が空いているのが確認でき、入れていた物がなくなっているのではないかと心配になるレベルだ。

そんな状態のスーツケースには、ネット上で「ティラノサウルスがこのスーツケースを運んだのか?」「開いた口が塞がらないよ」「スーツケースが入っていたところにクマがいたのかも」「もはや感動するレベルの酷さ」「飛行機が墜落したのかと思った」などショックを受けた様子のコメントが続出した。一方で「これはフライト中に起きたものではないと思う。ベルトコンベアに載っている時に荷物が詰まって動かなくなったんだ。そんな時はスタッフがベルトコンベアの上に乗って、詰まりを直さなくてはいけないんだよ」と原因を推測する声も見られた。

「どうしてこんなことになるわけ?」と話すエミリーさんは搭乗券を600ドル(約8万2千円)で購入し、重量超過を含めた受託手荷物170ドル(約2万3千円)と愛犬を飛行機に乗せるために100ドル(約1万4千円)を追加料金として支払っていた。それほどの金額を支払ったにもかかわらず、酷い状態で返ってきたスーツケースにエミリーさんは怒りが収まらない様子だ。

なお今回の件について、デルタ航空は「この度はお客様の荷物とその中身を破損させてしまったことに対し、深くお詫び申し上げます。今回のレアケースに対して補償を行うため、お客様と連絡を取っております」と公表している。

ちなみに2017年には、アイルランドの格安航空会社に預けたスーツケースが無惨な姿で返ってきたケースが報告されていた。

画像は『New York Post 2022年7月7日付「Woman shocked suitcase destroyed on Delta flight: ‘Did the plane crash?’」(Twitter/moosechildd)』『pastel papi 2022年7月6日付Twitter「what the fuck @Delta」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 iruy)