高雄市政府警察局湖内分局提供

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(高雄中央社)南部・高雄市田寮区で15日午後7時ごろ、車を運転していた警察官が道路上でけがをしたミミセンザンコウを見つけ、保護した。現在は動物保護施設に送られ、治療が終わり次第、山へ返される予定だ。

市警察局湖内分局によると、この警察官は運転中、前方の道路に横たわるうろこを持つ物体が光っているのを発見。野生動物保育法で絶滅に瀕しているとされるミミセンザンコウだと思い、車を止めて確認したという。

見つかったミミセンザンコウは正常に歩くことができず、前脚と耳にかすり傷があったため、別の車両にひかれないよう、箱に入れて保護した。

動物保護施設は、夜間に餌を探して道路を横断している際、車両とぶつかったと推定。幸いにも警察官に保護され、大きなけがをしなくて済んだと安堵している。

(洪学広/編集:齊藤啓介)