石川由依

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声優の石川由依が、5日の都内で、劇場版アニメ映画『とんがり頭のごん太 ―2つの名前を生きた福島被災犬の物語―』の公開記念舞台あいさつを行った。

本作は、2011年の東日本大震災により、飼い主と生き別れた被災犬・ごん太が、たくさんの人々の善意に満ちた行動によって、奇跡を紡いでいく物語となっている。

今作の脚本を読んだ感想について、石川は「東日本大震災が起こったとき、私は東京で経験しました。やはり、東京から知り得る情報というのは、ニュース番組で見ただけ、知らなかった情報がありました。それは、大変な状況だったり、悲しい思いをされた方がたくさんいらしたことです。その他にも、保護されたペットのこと、被災犬を保護する活動があったことも知りませんでした」と反省するように口にした。

そんな思いに変化したためか「東日本大震災から11年経ちました。この映画は、アニメーションではあるのですが、まるでドキュメンタリーのような、本当にあったことがここに描かれています。ぜひ、皆さん、この東日本大震災を忘れないために見ていただきたいですし、私も、これからもずっと忘れないでいようと思います」と誓いを立てていた。


東日本大震災「ずっと忘れないでいようと思います」と石川



今回の舞台あいさつには、本作の生みの親、脚本も手掛けた西澤昭男監督も同席。上映前とあって、ストーリー展開とは関係ない部分に触れて「私も犬を飼っておりまして、監督の特権で、トイプードルを登場させています。その辺りも見てもらえたら…」とお茶目に振る舞い、会場を和ませていた。

劇場版アニメ映画『とんがり頭のごん太 ―2つの名前を生きた福島被災犬の物語―』は現在、東京・ヒューマントラストシネマ渋谷と福島・フォーラム福島で公開中。


▼ (左から)西澤昭男監督、石川由依


▼ 『とんがり頭のごん太 ―2つの名前を生きた福島被災犬の物語―』予告映像


■関連リンク
劇場版アニメ映画『とんがり頭のごん太 ―2つの名前を生きた福島被災犬の物語―』 - 公式WEBサイト