庭に来たハトの中に目を引く1羽が(画像は『LADbible 2022年5月11日付「UK Mum Confused After Spotted ‘Rare’ Bright Pink Pigeon Outside Her House」(Credit: SWNS)』のスクリーンショット)

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イギリスにあるアパートの共同庭園に今月5日、珍しいピンク色のハトが降り立った。そのハトを発見し写真と動画を撮影した女性は、あまりに鮮やかな色に「幻覚かと思った」と自身が見たものを信じることができなかったという。ハトの写真を見た人々からは「サーカスなどで染められたのでは?」といった声があがったが、世界にわずか500羽ほどではあるがピンク色のハトが存在するという情報もあるようだ。『LADbible』などが伝えた。

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英ランカシャー州バーンリー在住のケリー・マリー・ラニーさん(Kelly Marie Lunney、37)は今月5日、同州ネルソンにある母親が暮らしているアパートを訪れていた。この日の朝、ケリーさんはベッドでウトウトしていた母親の隣に座り、ぼんやりと窓から共同庭園の風景を眺めていたという。しかし庭に降り立った複数のハトの中に奇妙な1羽がいることに気がつき、「お母さん、あれ見て!」と思わず叫んだ。そこには1羽だけ全身ピンク色のハトがいたのだ。

そのハトは染色剤で染めたかのように鮮やかなショッキングピンクだった。ケリーさんは「その日の朝は幻覚を見ているのかと思いましたよ。『お母さん、早く起きた方がいいよ! 庭にピンク色のハトがいるよ!』と叫ぶようにして母を起こしました。でも母は『バカなこと言わないでよ』という感じで相手にしていなかったですね」と当時を振り返った。

ケリーさんはベッドに飛び乗り「見てくれないと私がおかしくなったと思われちゃう」と確かめてもらうように説得し、ようやく母親もピンク色のハトを確認して夢ではないと悟ったという。実際にケリーさんが撮影した写真では、一般的なグレーのハトに交じって1羽だけ頭から尻尾の先まで濃いピンク色のハトがいることが分かる。かなり目立つ色をしているので、地面にいても屋根にいてもそのハトの存在に目が引かれる。

ケリーさんが撮影した動画にはピンク色の羽を広げて空を舞う姿も映っており、風変わりな色をしているが体のつくりは一般的なハトと同じ様子だ。ケリーさんはこのように明かしている。

「羽の下に少し白い色もありましたが、天然のピンク色だと思います。Googleで調べてみると、ピンク色のハトは世界でわずか500羽だけ存在するそうです。奇妙な色をしているので他のハトはあまり近づかないみたいです。ハトたちも不思議に思っているようですね。」

「私の母は60年の人生の中で一度も見たことがないと言っていました。その日の夜7時か8時頃にピンクのハトが再び庭にやって来たのを目撃しました。ピンクのハトはそれから毎日庭に来ていますよ。」

ケリーさん親子は当初、このピンクのハトが意図的に染色されたものではないかと疑っていたそうだが、自然環境の中にある毒素や汚染物質を摂取したことにより色が変化するというケースが少なからずあるという報告もあがっている。

この写真が多くのメディアに取り上げられると、人々から「きっと誰かに染められちゃったんだよ」「パーティのために染められたのでは?」「サーカスから逃げ出したのかも」など意図的に染色された説を支持する声が多数届いていた。

それでもケリーさんはこのピンク色のハトは天然の色だと信じており、インド洋に浮かぶモーリシャス島などで生息するピンク・ピジョン(Nesoenas Mayeri)ではないかと考えているという。「普通のハトは白かグレーの足を持っていますが、あのハトは足もピンク色をしていたのです」と話している。

なお過去にはパステルカラーの鮮やかなハトの姿が捉えられ、「まるでポケモンだ」と大きな話題を呼んでいた。

画像は『LADbible 2022年5月11日付「UK Mum Confused After Spotted ‘Rare’ Bright Pink Pigeon Outside Her House」(Credit: SWNS)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 iruy)