塚田好宣がレギュラーツアー、下部のABEMAツアーに続いてシニアツアーでも勝利(提供:日本プロゴルフ協会)

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<金秀シニア 沖縄オープン 最終日◇9日◇かねひで喜瀬CC(沖縄県)◇6873ヤード・パー72>
2022年シニアツアー開幕戦「金秀シニア沖縄オープン」最終日、首位に1打差の2位タイからスタートした塚田好宣(52歳)が逆転でシニア初優勝を遂げた。
「いつも2位ばかりで、優勝を本当に待ち焦がれていました。うれしいです」と、初優勝を喜んだ塚田。最終日は同じ2位タイからスタートした手嶋多一が、1番でバーディを奪取してトーナメントをリードする展開となった。「スタートで置いていかれて、追いつけるかなと思いました。でも途中から運の流れがきて、最後は自分でつかもうという気持ちでプレーしました」と振り返った。
トップの手嶋と1打差で迎えた12番パー5では、「入れば流れが変わるかなと分かっていましたが」というイーグルパットをショートしてしまいバーディ止まり。同組の手嶋もバーディとしたため1打差は変わらず。続く13番では塚田がボギーを叩いて2ストローク差に。「きょうは厳しいかな」と塚田は思ったという。だが流れをつかんでいた手嶋が、15番で痛恨のダブルボギー。トータル7アンダーで首位に並び、「これで流れが変わって、踏ん張れました」と、逆転劇を語った。
レギュラーツアー1勝、下部のABEMAツアーでも2勝を挙げている塚田。「シニアツアーでも勝って、全部のツアーで1回は勝ちたいなというのがありました。あとは海外のシニアの試合に挑戦したいというのもあったので、まずは日本でしっかり先輩方に勝って、自信をつけたいというのもありました」と将来の目標も明かした。
さらに「かねひで喜瀬CCはコースとしても難しく、風もあったりで、ここで勝てたのは自信になりました。今後は欲張っちゃいますけど、あと何回か勝ちたいなという気持ちがあります」と続けた。
長年アジアンツアーに参戦し、世界を飛び回っていた塚田。英語もタイ語も操るジャーニーマンが、この初優勝をきっかけに再び世界に打って出る日は近いかもしれない。
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