海外の商品を多数取り扱い、訪れるたびにワクワクする「カルディ」。とくに調味料は、いろいろなものがあるのでついつい手に取ってしまいますよね。今回は食に詳しいライターの高木沙織さんが、テレビやSNSでも話題になった「食べるガラムマサラ」を試してくれました。

カルディで見つけた!話題のスパイシーな調味料

韓国や中国、インド、タイ、ベトナムなどアジアを中心とした食材の品ぞろえが豊富で、自宅で気軽に旅行気分が味わえちゃう。と、多くの“カルディスト(カルディのファン)”の心をつかんで離しません。

ひとたびテレビや雑誌で取り上げられた商品は、その日のうちに品切れ…なんてこともざらにありますが、昨年末の特別番組で紹介された「食べるガラムマサラ」もそのひとつ。運よく最後の1個を購入することができたのですが、これ、人気の理由がわかるすっごい商品でした…!

●香りだけでごはんがすすむ「食べるガラムマサラ」

ガラムマサラは、インドを代表するミックススパイスで、カレーや煮込み料理の仕上げに、香り・辛みづけとして使用される調味料。配合に決まりはないそうですが、だいたいはカルダモンやコリアンダー、クミン、シナモン、クローブ、ナツメグなどが使用され、粉末状で売られていることが多いです。

しかし、カルディの「食べるガラムマサラ」は少し違っていて、ごはんやパンのおともとしての“食べる万能調味料”として売り出されています。

上記に書いたスパイスに加えて、タマネギや菜種油、トマトピューレ、ショウガ、唐辛子、カシューナッツ、砂糖、ニンニク、ウスターソースのほか、さまざまな材料がプラスされており、スパイスの刺激、トマトの酸味、タマネギ・カシューナッツの甘さのバランスが取れた一品に仕上がっているのだそう。

真っ先に本格的なインドカレーのような香りが…! それもギュッと凝縮された濃い香りがブワッと立ち昇ってきます。それだけでもごはんが進んでしまいそうな、強くてハッキリとした主張のある香りは、想像以上にインパクト大。

スプーンですくってみると、タマネギやショウガ、カシューナッツでしょうか。粒々・ゴロゴロッとしています。そのまま舐めてみると、だいぶピリッと。結構辛いっ! だけど、味わいが深くて複雑でおいしい。

…しかし、これはどうやって食べるのが正解なのでしょうか…?

食べるガラムマサラ初心者につき、ネットで調べてみたところ、SNSではパンやごはんと一緒に食べるアレンジレシピが人気のようなので、実際に試してみました。

●トーストにTKG、冷や奴…と、アレンジし放題だった!

まずは、「食べるガラムマサラ」を食パンにぬって、その上に溶けるチーズをのせてトースト。トースターからスパイシーないい香りが漂ってくるものだから、焼きあがるまで前を離れられなくなっちゃいます。

うん、なんだかピザトーストのような仕上がりですが、チーズのまろやかさと、食パンのほのかな甘さ。そこに、スパイシーな食べるガラムマサラがめちゃくちゃ合う。

前記の粒々・ゴロゴロッとした食感もあって、食べるガラムマサラと食パン、チーズという少ない材料でありながら、ぜいたく感まで得られ、お店でインドカレーとナンを食べているときのような感覚を自宅で手軽に楽しむことができます。

そして、こちらもまた人気の食べ方。食べるガラムマサラのTKG(卵かけごはん)です。つくり方は簡単で、ごはんに食べるガラムマサラをひとすくいして、その上に卵黄をポンッとのせるだけ。

卵黄が絡んだ食べるガラムマサラが、とろーりとごはんに広がっていいんですよね。カレー風味なので、言わずもがなごはんとの相性も抜群。ちなみに、納豆のタレとして使って、味変を楽しむのも人気だそうですよ。

最後は、冷や奴にON! さっぱりとした豆腐に、このスパイシーさがいいアクセントに。醤油や生姜、ねぎをのせたときとは一味違った、エスニックな味わいがなんとも新鮮。こちらもまた、「これだけでごちそうパターン」。夕食に一品プラスしたいときや、晩酌の肴にもピッタリです。

●食べるガラムマサラはアレンジ無限の魔法の調味料

ほかにも、マヨネーズと和えて野菜をディップしたり、ヨーグルトと和えてタンドリーチキンの下味にしたりしている投稿も。まだまだ、楽しみ方がたくさんあるようですね。

人気商品ゆえ、見かけたら購入しておいて損はないかも? 食べるガラムマサラの実力はすっごいです…!