感染者激増に緊急事態宣言 2021年の新型コロナ関連ニュースや数値を振り返る

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 今年も残すところあと1日。2021年も新型コロナウイルスに振り回された1年になった方も多いのではないでしょうか。最近では感染者数自体は落ち着きをみせているものの、変異株「オミクロン株」の脅威に油断できない日々が続いています。
 今回は、2021年の新型コロナウイルスとの闘いを改めて振り返りたいと思います。


※2021年12月25日16時確認時点


<2021年のコロナまわりの新語>



<2021年のコロナまわりの出来事>

【1月】

1/7 1都3県に緊急事態宣言発出
東京、埼玉、千葉、神奈川の1都3県が対象。期間は1月8日から2月7日まで。

1/8 東京で入院先などが決まらない陽性者が急増
検査で陽性になっても入院先や療養先が決まらない人が急増し、自宅待機が相次いだ。

1/13 7府県にも緊急事態宣言
大阪、兵庫、京都、愛知、岐阜、福岡、栃木の合わせて7府県にも発出。

1/23 新型コロナ死者 全国で累計5,000人超え

1/27世界のコロナ感染者が1億人超え


【2月】

2/2 10都府県の緊急事態宣言を延長
当時の菅首相が東京や大阪などの10都府県は3月7日まで延長と表明した。

2/3 新型コロナ死者 全国で6,000人超え

2/3 新型コロナ 特措法など改正案が可決

2/9 WHOの武漢調査チーム「研究所からコロナ流出可能性低い」

2/12 ファイザー製ワクチン 第1便到着

2/14 ファイザー製ワクチン 国内初承認

2/17 医療従事者約4万人を対象に国内でワクチン先行接種始まる

2/28 首都圏除く6府県の緊急事態宣言を解除

解除対象は大阪、兵庫、京都、愛知、岐阜、福岡。


【3月】

3/5 ワクチン接種で国内初のアナフィラキシー症状
新型コロナウイルスのワクチンの接種を受けた医療従事者の30代女性に、重いアレルギー反応の「アナフィラキシー」を確認。


【4月】
4/5 「まん防」大阪、兵庫、宮城に適用開始
全国で初めて大阪、兵庫、宮城の3府県に4月5日から5月5日までの1カ月間「まん延防止等重点措置」が適用された。

4/12 「まん防」東京・京都・沖縄も適用

4/25 4都府県に3回目の緊急事態宣言
対象は東京、大阪、兵庫、京都。

4/28 変異ウイルス(N501Y)急拡大
大阪、兵庫、京都で8割超。東京は5割超。

4/30 モデルナ製ワクチン第1便到着


【5月】
5/12 緊急事態宣言6都府県に拡大、まん防は8道県に拡大
緊急事態宣言は、東京、大阪、兵庫、京都の4都府県に、12日から愛知県と福岡県が加わって、対象地域が6都府県に拡大された。「まん延防止等重点措置」も、5月9日から北海道、岐阜県、三重県が追加されて8道県に拡大。5月31日まで。

5/21 モデルナ&アストラゼネカ製ワクチン正式承認

5/23 沖縄に緊急事態宣言
5月23日から6月20日まで。

5/24 東京と大阪でワクチン大規模接種開始
仙台や愛知などでも開始された。

5/28 9都道府県の緊急事態宣言を延長
北海道、東京、愛知、大阪、兵庫、京都、岡山、広島、福岡の9都道府県に出されている緊急事態宣言について、5月31日の期限を沖縄への宣言と同じ6月20日まで延長することを決定。


【6月】
6/21 ワクチンの職域接種開始

【7月】
7/12 東京に4回目の緊急事態宣言
7月12日から8月22日まで。政府は7月12日から8月22日まで、4回目となる「緊急事態宣言」を出すとともに、沖縄県に出されている宣言も8月22日まで延長することを決定した。また、「まん延防止等重点措置」は、埼玉、千葉、神奈川と大阪の4府県では、8月22日まで延長し、北海道、愛知、京都、兵庫、福岡の5道府県は、7月11日の期限をもって解除することも決めた。

7/21コロナ感染などで出場断念の選手相次ぐ

7/23 東京五輪開幕


7/25 モデルナのワクチン 2回目接種後に4人に3人が発熱

2回目の接種後は1回目より発熱や頭痛などの症状が多く見られたことが分かった。

7/26 ワクチンパスポートの申請受け付け開始


東京五輪・男子個人総合で金メダルを獲得した橋本大輝。

【8月】
8/2 緊急事態宣言の対象地域に4府県を追加
埼玉、千葉、神奈川、大阪の4府県。北海道、石川、兵庫、京都、福岡の5道府県にまん延防止等重点措置を適用。いずれも8月31日まで。

8/5 世界全体で新型コロナ感染確認2億人超え

8/8 東京五輪閉幕

8/12 「東京の感染拡大 制御不能な状況」

8/17 クラスター発生の病院で入院患者64人死亡 沖縄

8/19 自宅療養者 首都圏1都3県で6万人近くに

8/20 緊急事態宣言と重点措置 対象拡大&延長

緊急事態宣言の対象地域に茨城、栃木、群馬、静岡、京都、兵庫、福岡の7府県を追加。期間は8月20日から9月12日まで。

8/20 自宅療養で救急要請も東京で63%搬送されず

8/23 大阪でアストラゼネカのワクチン接種開始

大阪市で40歳以上を対象に始まった。

8/26 モデルナワクチンの一部に異物混入
一部に異物が混入しているのが相次いで見つかり、厚生労働省は同じ工程で製造されたワクチンの使用を見合わせることを決めた。対象となるワクチンは合わせておよそ160万回分。

8/27 渋谷の若者接種会場に想定超え長蛇の列

8/27 緊急事態宣言の対象拡大

8月27日から9月12日まで。北海道、宮城、岐阜、愛知、三重、滋賀、岡山、広島の8道県が追加されたほか、まん延防止等重点措置も、高知、佐賀、長崎、宮崎の4県に新たに適用された。

8/28 モデルナアームは18人に1人 女性が83%

8/28 異物混入問題で見合わせのワクチンを接種 2人死亡

ワクチン接種との因果関係は不明。

8/30 愛知の野外音楽フェスで“密” “酒提供”に批判
愛知県常滑市での野外音楽フェスティバルで、新型コロナウイルスのクラスターが発生した。県は感染防止対策を徹底しないまま酒を提供していたなどとして主催者に抗議。

8/31 第5波最多65人死亡 重症者2,110人


【9月】
9/2 変異ウイルス「ミュー株」国内初確認

9/10 「イータ株」 国内で感染判明を初確認

「イータ株」は2020年12月にイギリスで最初に確認され、WHOは、2021年3月、感染力やワクチンの効果に影響を与える可能性などがある「VOI=注目すべき変異株」に指定。

9/13 ワクチン2回接種 日本の人口の50%超に

9/15 第5波 50代以下の現役世代の死亡割合が増加

9/30 緊急事態宣言・まん延防止措置を解除

19都道府県の緊急事態宣言と8県のまん延防止等重点措置について、政府は30日の期限をもってすべて解除。


【10月】
10/4 ワクチン2回目接種終了 全人口の60%超に

10/31 衆院選2021投開票


【11月】
11/11 ファイザーワクチン 国内初の“3回目接種”を承認

11/26 WHOが「オミクロン株」を懸念される変異株に指定

11/29 「オミクロン株」日本でも “懸念される変異株” に

11/30 オミクロン株感染者 日本初確認

ナミビアから入国した30代外交官が感染。


【12月】
12/1 コロナワクチン3回目の接種開始
医療従事者を対象に全国で開始された。

12/6 オミクロン株 日本人初の感染確認

12/13 WHO「オミクロン株はデルタ株上回るペースか」

12/16 厚労省 モデルナワクチン3回目の接種承認

ファイザ―製に続きモデルナ製も承認。

12/20 アプリでのコロナワクチン接種証明が開始