新型コロナワクチンの接種を受け、今年こそはと帰省を予定している人も多いことだろう。久しぶりの親や親戚・地元の友達との再会の約束に今から心躍らせている人もいるはず。しかしその楽しさと同じくらい、大変なことが待ち受けているのが「帰省」ではないだろうか。

そこで今回は、マイナビニュース会員804人を対象に「義実家や実家への帰省で大変なこと」についてアンケート帰省で苦労していることや大変なことについて尋ねてみた。

これまでに、帰省時に実家や義理の実家で大変に感じたことはありましたか?


○52%が「帰省時に大変な思いをした経験がある」と回答

これまでに、帰省時に実家や義理の実家で大変に感じたことはありましたか?


Q.これまでに、帰省時に実家や義理の実家で大変に感じたことはありましたか?

・はい……47.9%

・いいえ……52.1%

帰省時に実家や義理の実家で大変に感じたことがあるか尋ねたところ、52.1%と約半数が「ある」と回答した。実際に、どのようなことが大変だと思ったのだろうか。

Q.どのようなことが大変でしたか?具体的に教えてください

○電車や車……移動中が大変

・「帰る時に車が渋滞でとても困った」(男性/36歳/神奈川県)

・「移動に時間がかかることが一番でしょうね。あとは天気次第って感じですかね」(女性/64歳/兵庫県)

・「トイレが近いので移動中のトイレ探しが大変」(男性/58歳/愛知県)

○実家や義実家の生活スタイルに戸惑う

・「生活リズムが違うこと」(男性/59歳/大阪府)

・「義実家の食事がお魚メインで。お魚は不得意であるため」(男性/57歳/栃木県)

・「飲めないお酒の席で親族に無理やり飲まされる」(男性/70歳/鳥取県)

○義理の実家なので気疲れする

・「義理の両親の場合だと、やはりいろいろと気を使う面があるので、本当はなるべく帰りたくはありません」(女性/48歳/埼玉県)

・「嫁さんの実家に行くと何かと落ち着かないですね。家だとパンツ一丁で過ごしていますが、嫁さんの実家だとそうはいかずリラックスできないです」(男性/51歳/沖縄県)・「妻と実母の関係があまり良くないので気を遣う」(男性/31歳/埼玉県)

○用事がありすぎて忙しい

・「他の親族も大勢で帰省してきていたため、てんやわんやになった」(男性/44歳/兵庫県)

・「田舎のことなので、祭りの段取りなど近所付き合いが煩わしいと感じたこと」(男性/60歳/大阪府)

・「庭の木の枝切りが大変。季節的にも汗ダラダラになってしまう」(男性/58歳/埼玉県

○子どもの世話が大変

・「甥やめいの世話」(男性/53歳/兵庫県)

・「子どもが集まると、いろいろと駆けずりまわったり騒いだりして、注意するのに大変。また、おやつをねだられたり、買い物に付き合わされたりするので少ししんどい思いがする」(男性/52歳/大阪府)

・「親戚がいっぱい来るので、そのたびにお小遣いをあげるのが大変」(男性/51歳/埼玉県)

いかがだったろうか。目立ったのは、義実家での気疲れや生活スタイルの違いによるもの。自分の実家であれば、慣れ親しんだ環境の中、素の自分を出してのんびりすることもできるだろう。しかし義理の実家だとそうもできず、気疲れでリラックスできないという声が多かった。

中には気遣いする妻や夫を察して「気を遣わせて申し訳なく感じる」という声も。自分の実家に帰省する際は、慣れない環境で気疲れする配偶者を思いやり、配慮することも重要といえそうだ。

また、実家へ帰省というと「のんびりする」というイメージが強いが、墓参りや地域のお祭り・お盆の行事の準備、実家の片付けや親の介護などで、ひたすら忙しい日を過ごすという人も少なくなかった。お盆は親戚の子どもが集まるため、その世話に明け暮れるという人も。親戚の子どもへのお小遣いや、帰省にかかる旅費など、金銭面の負担を挙げる人もいた。

大変なこともあるが、それを差し引いても余りあるのが帰省の魅力。親や親戚、友人と親交を深め、自然に親しんだり故郷の味を満喫することで、心が満たされるのではないだろうか。

調査時期: 2021年7月7〜8日

調査対象: マイナビニュース会員

調査数: 804人

調査方法: インターネットログイン式アンケート