青春の刹那。
 - (C) 2013 IFLL MOVIE LLC

写真拡大

 第70回ベルリン国際映画祭銀熊賞(審査員グランプリ)に輝いた『17歳の瞳に映る世界』(公開中)のエリザ・ヒットマン監督の長編デビュー作『愛のように感じた』(8月14日公開)より、思春期の少女の危うさが感じられる予告編が公開された。

 14歳の少女・ライラが経験する苦い恋を描いた本作は、ヒットマン監督が2013年に発表した長編デビュー作。主人公のライラ役にジーナ・ピアルサンティがふんしている。

 公開された予告編には、親友のキアラとその彼氏と一緒に海に遊びに出かけたライラの姿が映る。仲睦まじそうに戯れる親友カップルを横目に、ライラの表情はどこか沈んで見える。そこに現れたタトゥーの入った年上のサミーに、ライラは興味を持つ。背伸びして嘘を重ねるライラの姿に、思春期の少女が経験する青春の切なさと危うさが感じられる。(今井優)