『花束みたいな恋をした』 ©2021「花束みたいな恋をした」製作委員会

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全国映画動員ランキング発表!(3/6-3/7)

興行通信社が全国映画動員ランキングを発表しました。ディズニー新作など3本がランクインしています。先週のTOP3は『花束みたいな恋をした』『鬼滅の刃』『名探偵コナン』でした。変動はあったのでしょうか?

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10位『ARIA The CREPUSCOLO』

2005年から放送された、天野こずえ原作によるTVアニメ『ARIA』シリーズの15周年を記念して製作された劇場版『ARIA The CREPUSCOLO』が初登場10位にランクインです。

水の惑星“アクア”を舞台に、観光都市の水先案内人“オレンジぷらねっと”のメンバーたちが織りなす人間模様が描かれます。

総監督と脚本を手がけたのは、TVアニメ版の監督を務めた佐藤順一。声の出演は広橋涼、佐藤利奈、茅野愛衣ほか。

水の惑星“アクア”の観光都市ネオ・ヴェネツィア。水先案内店“オレンジプラネット”で修業に精進するアーニャは、先輩のアリスとアテナが多忙で会えず関係が拗れたことを気にかけていた。アーニャは友人のアイとあずさに協力を仰ぎ、問題解決の糸口を探る。

9位『映画 えんとつ町のプペル』

『映画 えんとつ町のプペル』は公開11週目もTOP10入りを継続です。

キングコングの西野亮廣が手がけた同名ベストセラー絵本を、西野自らが製作総指揮・脚本を手がけてアニメ映画化した本作。監督は廣田裕介、制作はSTUDIO4℃です。声の出演は窪田正孝、芦田愛菜、立川志の輔、小池栄子ら。

煙に覆われた“えんとつ町”を舞台に、“星”の存在を信じる少年ルビッチとゴミから生まれたゴミ人間プペルが繰り広げる大冒険を描きます。

煙突だらけの“えんとつ町”では、街中のそこかしこから煙が上がっていて、空は黒い煙に満ちている。 親を亡くした少年ルビッチをはじめ、住民たちは青い空も、輝く星も知らなかった。ハロウィンの夜、そんなルビッチのもとにゴミ人間のプペルが姿を現した。

8位『樹海村』

清水崇監督が富士の樹海を舞台に描く『樹海村』は公開5週目に入りました。

山田杏奈、山口まゆがダブル主演を務め、神尾楓珠、倉悠貴、安達祐実、原日出子らが出演しています。

本作は、昨年2月に公開され、最終興収14億円をあげるスマッシュヒットとなった『犬鳴村』に続く、『実録!恐怖の村シリーズ』の第2弾です。

禁足地として存在する、富士の樹海の奥深く。そこはかつて何者かが暮らす村があり、古くから伝わる強力な呪いがかけられた“コトリバコ”を封印したとされていた。13年後、姉妹の響と鳴の前に呪いの箱が出現し、時を同じくして樹海では行方不明者が続出する。

7位『劇場版ポケットモンスター ココ』

先週、再びTOP10入りした『劇場版ポケットモンスター ココ』は、公開11週目に入り先週9位から7位にさらにランクアップです。

ポケモン映画23作目となる本作では、上白石萌歌が演じるポケモンに育てられた少年・ココと、中村勘九郎が演じるココを育てた幻のポケモン・ザルードの親子愛が描かれます。監督は『劇場版ポケットモンスター みんなの物語』を手がけた矢嶋哲生。

人里から遠く離れたジャングルの奥地にあるオコヤの森。ポケモンの楽園であるこの森で、少年のココは、幻のポケモンのザルードにポケモンとして育てられてきた。自分のことをポケモンであると信じて疑わないココだが、人間のサトシと、ピカチュウに出会い……

6位『ラーヤと龍の王国』

ディズニー・アニメーションによる冒険ファンタジー『ラーヤと龍の王国』は初登場6位に。本作は、劇場公開と同時にDisney+でも配信されています。

邪悪な魔物によって脅かされた龍の王国を舞台に、聖なる龍の力が宿るという石を守る一族に生まれた少女が世界を救うため旅に出る姿を描きます。

声の出演はケリー・マリー・トラン、ダニエル・デイ・キム、オークワフィナほか。日本語吹替版は吉川愛、森川智之、高乃麗らが務めています。監督はドン・ホール、カルロス・ロペス・エストラーダ。

龍の王国“クマンドラ”ではかつて聖なる龍に守られ人々は平和に暮らしていた。だが、邪悪な魔物が現れたことですべての龍が犠牲となり、人々は信じる心を失った。500年後、龍の石の守護者の娘・ラーヤは、世界を救う鍵となる“最後の龍”を探す旅に出る。

5位『ライアー×ライアー』

とっさの嘘から始まる三角関係の恋愛模様を描く、SixTONESの松村北斗と森七菜のダブル主演作です。

本作は、金田一蓮十郎による同名コミックの実写化です。共演は小関裕太、堀田真由、七五三掛龍也ほか。監督は『百瀬、こっちを向いて。』の耶雲哉治監督です。

恋愛経験がなく地味な女子大生・湊は、両親の再婚により同居中の義弟・透と仲たがいしていた。そんなある日、彼女は親友に頼まれギャルメイクを施し高校の制服を着て街へ出る。街中で偶然にも透と遭遇した湊は、彼に別人の女子高生“みな”であると嘘をつき……

4位『名探偵コナン 緋色の不在証明』

本作は、TVアニメ『名探偵コナン』に登場する謎めいた“赤井一家”に焦点を当てた特別総集編です。

江戸川コナンの声を担当する高山みなみによるナレーション収録や、音響も新たに編集されました。声の出演は、高山みなみ、池田秀一、日高のりこほか。

“黒ずくめの組織”の手により、来葉峠で死亡したとされるFBI捜査官・赤井秀一。一方、彼の宿敵である安室透は、自宅が火事になったことで工藤新一の家に住む沖矢昂と、赤井秀一の関係性を疑っていた。そんな一連の真相には、江戸川コナンが関わっていて……

3位『太陽は動かない』

藤原竜也が主演する『太陽は動かない』は、土日2日間で動員7万9000人、興収1億900万円を記録して初登場3位にランクインです。

原作は、吉田修一によるスパイサスペンス小説“AN通信エージェント・鷹野一彦シリーズ”の『太陽は動かない』『森は知っている』です。

監督は『海猿』『暗殺教室』などを手がけてきた羽住英一郎監督。共演は竹内涼真、ハン・ヒョジュ、ピョン・ヨハンほか。

産業スパイ組織・AN通信の諜報員・鷹野と、相棒の田岡。彼らはある太陽光エネルギーの開発技術に関する国際的な争奪戦の最中にいた。そして、他国のスパイや各国の権力者たちと対峙する中、鷹野と田岡の胸に埋め込まれた起爆装置が発動してしまう。

2位『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』

公開21週目に入った『鬼滅の刃』は先週と変わらず2位をキープです。

土日2日間で動員9万7000人、興収1億6300万円を記録し、興収は前週比+4.5%と好調です。累計では動員2787万人、興収384億円を突破しました。

アニメ最終話に続く舞台“無限列車”で繰り広げられる炭治郎やその仲間たちと鬼の攻防戦を描く本作。TVアニメ版から続投の花江夏樹、鬼頭明里、下野紘、平川大輔ら豪華声優陣が出演。監督も引き続き、外崎春雄が務めています。

蝶屋敷での修業を終えた炭治郎、善逸、伊之助。彼ら一行は禰豆子を連れ、短期間に40人以上が行方不明になっているという“無限列車”に到着する。そこで、鬼殺隊最強の剣士“柱”のひとり煉獄杏寿郎と合流した炭治郎らは、無限列車に巣くう鬼に立ち向かう。

1位『花束みたいな恋をした』

菅田将暉、有村架純ダブル主演のラブストーリー“はな恋”は、土日2日間で動員11万4000人、興収1億5600万円を記録し、首位記録をさらに更新です。

累計では動員196万人、興収26億円を突破しました。

脚本は『カルテット』などこれまで数多くのヒットドラマを手がけてきた坂元裕二、監督は『罪の声』『映画 ビリギャル』の土井裕泰監督。

同じ終電を逃したことから出会った、大学生の山音麦と八谷絹。好きな音楽や映画がほとんど一緒だったふたりは、瞬く間に恋に落ちて付き合い始める。大学を卒業後に同棲を始めたふたりは、環境の移り変わりに左右されないことを目標にしながら就職活動に励む。

全国映画動員ランキングトップ10(興行通信社調べ 3/6-3/7)

1位『花束みたいな恋をした』
2位『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』
3位『太陽は動かない』
4位『名探偵コナン 緋色の不在証明』
5位『ライアー×ライアー』
6位『ラーヤと龍の王国』
7位『劇場版ポケットモンスター ココ』
8位『樹海村』
9位『映画 えんとつ町のプペル』
10位『ARIA The CREPUSCOLO』

今週末は『シン・エヴァンゲリオン劇場版』(※3月8日公開)、『アウトポスト』『映画しまじろう「しまじろうと そらとぶふね」』『すくってごらん』『ビバリウム』『ブレイブ ‐群青戦記‐』などが封切られます。