Twitterが「リツイート」の仕様を変更、今だから知りたい「引用リツイート」の基礎知識

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Twitterは、アメリカ大統領選挙を前に、誤解を招く情報の拡散を防ぐ一つの方法として「リツイート」の仕様を変更しました。少なくとも大統領選が終わるまで(11月3日)は、単純な「リツイート」よりも「引用リツイート」が推奨されることになります。その後は、ユーザーの反応を見ながら、この仕様を継続するかどうか判断するとしています。

従来は、「リツイート」のボタンを押すと、「リツイート」か「引用リツイート」の2択が表示され、前者を選べばそのまま単純なリツイートが行われ、後者を選べばコメントをつける画面が表示される仕様でした。

新しい仕様では、「リツイート」のボタンを押すと、最初から「引用リツイート」の画面が表示されます。このとき、従来のような選択肢は表示されません。
Twitterは、「単にRTしたい方にとっては面倒なステップではありますが」「ツイートを拡散する前にもう一度考えていただくため」と理由を表明していて、この仕様変更で誤情報の安易な拡散を防ごうと考えているようです。
なお、通常のリツイートが禁止されたわけではなく、そちらを行いたい場合は、何も書かずに右下の「リツイート」を押せばOKです。

ちなみに、「引用リツイート」もリプライや通常のリツイートと同様、相手に通知が届きます。「自分のツイート」として投稿されるため、通知が届かないと勘違いしている人もかなり見受けられます。独り言感覚で使ってしまいがちな機能ですが、相手に見られているということは意識しておいたほうが良いでしょう。
もし、どうしても相手に見られたくないという場合は非公開アカウント(鍵付きアカウント)にすることをオススメします。ただし、すでに相手にフォローされている場合は鍵を付けても意味がありません。

Twitterは今回の仕様変更のほかにも、ニュースなどを共有する場合に「記事を読んだかどうか」警告するダイアログも今後導入すると表明していて、安易な拡散の防止に力を入れていく模様です。