3回目のデートが鉄板?…男が「付き合ってほしい」と思うタイミング
たとえばマッチングアプリで知り合った人がいたとして、付き合うかどうかはいつ決めるのでしょう? 女性は何となく「3回目のデート」を目安にしがちですが、男性はどう考えているのか調べてみました。
文・沙木貴咲
3回目のデート神話の真偽
3回目のデートで付き合うかどうかを決めるとか、キスをするとか、ホテルに誘うとか。そんな話をよく聞きますが、「3回目」の基準とは何なんでしょうか? 男性は3回目神話を信じているのか探ってみます。
回数は関係ない派
「3回目を目安にしているわけではない。好きだから会いたいだけで、気づいたら3回目だった」(32歳男性:教育関連)
女性に比べると、男性は恋愛でそれほどノウハウを気にしないかもしれません。恋愛経験がそれなりにあるなら、ネット記事より自分の感覚を信じるでしょうし、デートの回数が恋のゆくえを決めるとも思っていないのでしょう。
「3回目という回数で何か決まるとは思っていない。大体そのくらい会えば親しくなってホテルに行ったりもするんだろうけど。相手を理解するために十分な時間を共有できれば、別に3回目じゃなくてもいい」(36歳男性・営業)
俺流で関係を進めるタイプや、ハッキリした告白をしない男性はデートの回数にこれといって意味を求めていないようです。
3回目が目安派
「どんなに盛り上がっても、女性が1回目のデートで手をつないでキスしてホテルまで行くことはまずないので。女性のために3回目までは待つ」(35歳男性・経理)
3回目のデートで唇や体を許すというのは、女性ならではの暗黙のルールと捉えている男性が少なくありません。また、そこを破るとヤリモクと見なされる可能性があるので、本命彼女と見る相手には特に、3回目ルールを守るのでしょう。
「女性がOKを出すのを待って4回、5回とデートしたこともあるけれど、それはそれで『付き合う気がないの?』と言われてしまったので、3回目でいったん確認するのがいいと思っている」(35歳男性・経理)
3回目に告白するマイルール
「自分のやり方としては、1回目のデートは印象を見るだけ。もう一度会いたいと思えば2回目のデートでじっくり話します。さらに会いたいと思えば本気で好きだと自覚するので、3回目のデートで告白します」(30歳男性・エンジニア)
この男性はなかなかシステマチックですが、こうしたマイルールを持つ人もいるでしょう。冷静かつ慎重に恋を進めるタイプは、3回目のデートまでに自分の気持ちをハッキリさせるようです。
ただ、この男性は3回目のデートでするのは告白までで、ホテルに行くことは想定していないのだそう。奥手なタイプや女性が控えめな場合は、肉体関係を持つことを焦らないのかもしれません。
あるいは、付き合うための決定打が見つからない場合、3回目のデートを諦める基準にしているという男性もいます。この人は大抵2回目のデートで心が決まるらしいですが、それでも判断できない時は最終チャンスとして3回目のデートをするのだとか。ただ、迷いながら3回目のデートで付き合うと決めた彼女とはうまくいかないことが多いようです。
3回目のデートで何もなかったら?
確かに、3回目のデートまでに何かしらあることのほうが多いのは確かです。男性は好き嫌いの判断を初対面で決めるともいわれるので、初回で何とも思わなければ、何回デートを繰り返してもピンと来ないはず。
でもだからといって、3回デートしても告白はなく、ホテルへ誘われることもなかったら脈ナシ……とは限りません。相手の男性が奥手で恋下手であれば告白のタイミングを逃したかもしれませんし、1回目と2回目のデート時間が少ないなら判断要素が足りないのでしょう。また、彼に彼女候補が複数いる場合は決めきれない可能性があります。
ただ、「ホテルに誘われたけれど告白らしきことはナシ」という男性には要注意。体目的かもしれないので、OKする前に彼の本気度を確かめたほうがいいでしょう。
男の本音「嫌いだったら3回も会わない」
社会人になれば、お互いに仕事の都合もあってデートの日取りを決めるのはラクじゃありません。それでも時間を作って3回も会うということ自体に、実は意味があります。
「嫌いな人とは3回も会わない」(36歳男性・営業)
これが結局のところ、男性の本音じゃないかと思うのです。女性だって、イマイチと思えば初回のデートですら早く切り上げたくなるはず。3回も会う相手には心を揺さぶられる魅力が確かにあるのでしょう。
それを踏まえたなら、女性側も「3回目のデートまでに告白させる」と目標を立てることができます。判断を男性だけに委ねず、積極的に恋をクロージングできるはずです。
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