最後に運転したのいつ? 一般道でも大苦戦… ペーパードライバーあるある3選

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運転する機会の少ないペーパードライバーが直面する課題とは

 新型コロナウイルス感染拡大による外出自粛で、運転から足が遠のいてしまったという人は多いのではないでしょうか。さらに、元々運転する機会が少ないペーパードライバーにとっては、運転がより不慣れになる原因にもなりかねません。

 いざ運転の必要に迫られたとき、うろたえずに対処するにはどうすればよいのでしょうか。ペーパドライバーが遭遇する状況を3つ例示して、それぞれの対処法を考えてみました。

ペーパードライバーがやりがち? 「あるある」な行為とは

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●右折を避けて、左折ばかりして目的地を目指す

 ペーパードライバーが市街地を運転するにあたって、鬼門となるのが「右折」です。横断歩道の通行者だけでなく、対向車の有無も確認し、タイミングよく右に曲がるのが難しいという声はよく聞かれます。

 そのため、比較的難易度の低い左折を繰り返して目的とする方向へ向かう人もいるようです。

 見通しの悪い交差点での右折は、運転に不慣れな人だけでなくベテランドライバーでも気を遣うものですが、あわてて右折しようとしていないでしょうか。

 右折の適切な対処法は、視認で安全が確認できてから右折することです。信号がない交差点でも変わらず、目視で絶対に安全が確認できるまで動かないほうがよいでしょう。

 また、死角から突然歩行者が飛び出してくることもあります。対向車とともに歩行者の存在を確認する意識が大切です。

●自分のクルマの給油口の位置がわからない

 一般財団法人 日本エネルギー経済研究所 石油情報センターが発表する最新データによると、2019年9月末時点における、日本のガソリンスタンドの総数は3万70店です。

 このうち、自分で燃料を入れるセルフスタンドの数は1万198店で、全体のうち33.9%を占めます。

 ちなみに2018年9月末のセルフスタンド率は32.5%で、わたしたちがセルフスタンドを利用する可能性もその分だけ上がってきているといえます。

 しかしペーパードライバーにとって、セルフスタンドの利用は難しく感じる場面も多く、操作方法について右往左往している利用者を見かけることも少なくありません。

 まず、ポイントとしては給油口の開け方を事前に確認しておくのが重要です。

 給油口の開け方は車種によって異なり、車内のレバーを引くタイプやスイッチを押すタイプ、そして車外から給油口のフタを直接押すタイプなどがあります。

 また、給油口が車体の左右どちらかにあるのかも、覚えておきたいポイントです。

 実際に目視で確認するのが一番ですが、メーター内のガソリン残量メーターのそばに、小さい三角印の給油口マークがあり、それで左右どちらなのかが表示されているクルマもあります。

 セルフスタンドでの給油は、誰でも簡単にできるようになっています。実際の給油時に守るべきことには、必ずエンジンを切ること、静電気除去シートに触れてから操作をすること、火気厳禁を徹底することなどがあります。

ペーパードライバーにとって高速の合流も難易度高?

●高速道路でスムーズに合流できない

 一般道より速度域が高い高速道路は、ペーパードライバーにとって緊張感が増すシチュエーションとなります。

 とくに、本線へ合流するタイミングがつかみにくいという声がよく聞かれます。

高速道路での合流は難易度が高い?

 首都高などを除き、基本的には左側の車線から本線へ合流することになりますが、このとき注意すべきふたつのポイントは、本線のクルマの流れを乱さない速度まで加速することと、右斜め後方から来る車両を確認することです。

 合流車線で十分な速度まで加速してウインカーを出し、サイドミラーで斜め後方を確認し、自車が入れる十分な車間距離があることを確認する、という基本を押さえることが重要となります。

 急なハンドル操作は控え、慌てず車線変更をすれば間違いなく安全に合流できます。

※ ※ ※

 ペーパードライバーにとって、周囲を走るクルマからのプレッシャーを感じてしまったときが、焦りからくるミスを犯しやすいタイミングでもあります。

 迷惑をかけたくないがために急ぎ、操作を間違えると、思わぬ事故となる場合もあります。慌てず、基本を押さえて運転操作を楽しみましょう。