FCバイエルン・ミュンヘンはこれから数週間にわたり、ティアゴ・アルカンタラを欠いて臨むこととなった。スペイン人MFは、すでに鼠蹊部の手術を受けている問いいう。これまでにも長期にわたり、内転筋付近に問題を抱えていた同選手。そのためレヴァークーゼンとの「ドイツ杯決勝にまだ間に合う」この時期に、手術を決断したことを、ハンジ・フリック監督が明かしている。「3週間は離脱するだろう」
 
 今シーズンのティアゴはこれまで、ブンデスリーガ、チャンピオンズリーグ、そしてドイツ杯にて合計34試合に出場。その中で3得点をマークしており、特に今週末に迎えるボルシア・メンヒェングラードバッハとの上位対決においては、トーマス・ミュラーが自身初の累積警告による出場停止となっていたことからも、先発出場が有力視されているところだった。一方で背中に問題を抱えていたセルゲ・ニャブリについては「良い感じ」とのこと。
 

 またその一方でバイエルンでは、のべ40年以上にも渡り、チームドクターを務めてきたハンス=ミュラー・ヴォールファールト医師が、2020年6月30日までの契約を満了する形で退団することを発表。「これまでを振り返り、私は喜びを満足感を覚えている。ここで共に手にした成功、そして何よりここの人々のことはずっと心に刻まれていくことだろう。バイエルンの今後の成功も願っている」と、同医師は別れの言葉をおくっている。今後はアルテン・ホフにて自身の医療活動に集中していくという。