術後6か月が経過した中村が現在の心境を語った。写真:徳原隆元

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 川崎フロンターレMF中村憲剛が5月22日に自身のインスタグラムを更新。昨年負った左膝前十字靱帯損傷について、術後半年が経ったことをファンに報告し、現在の回復状況などを述べている。

 中村は昨年の11月3日に行なわれたJ1リーグ第30節・広島戦で、1-0で迎えた64分、高い位置でプレッシャーをかけた際に相手と交錯。左ひざを抱えピッチに倒れこんだ。途中交代を余儀なくされた中村の診断結果は、左膝前十字靱帯損傷。全治7か月の大怪我だった。
 
 診断結果のリリースが出た際には自身のブログで、「期間に関しては前十字と聞いた時からそのくらいになるだろうと覚悟はしていたのでのぞむ姿勢も考え方も何ひとつ変わりません」と復帰に向け前向きな姿勢を見せていた。
 
 22日にはインスタグラムで、日々使用しているリハビリ器具の写真とともに、「術後半年になりました」と報告。現在の状況や心境などを長文で語っている。
 
「今日、かなり久しぶりに病院に行き、筋力測定と診察をしてもらいました。筋力測定をした結果、右足の出力を10割として左足は右足の7割出ていました。またその数値を踏まえ診察をしてもらい、膝の靭帯は順調であることと、筋力を少しずつ上げていこうという話になりました」
 
 担当医にも順調との言葉をもらったようで、「良かった」と喜びを露わにしている。新型コロナウイルスの影響で、現在は病院に通えず、自宅でのトレーニングに励んでいるという中村は、「この期間をひとりで過ごしたことで、いかに自分がここまで周りに助けられていたのかを改めて痛感しました」と担当医師やチームドクターへの感謝を述べた。
 
 また今後については、「緊急事態宣言が出てから約1か月半、日々刻々と状況は変わっています。この後、どうなるかはまだわかりませんが下される決定に対して最善の注意を尽くして再開の日に向けて日々自分の出来ることを過ごしていきたいと思います」と意気込みを綴っている。
 
 投稿の最後には「p.sヨガにハマってます」と添え、自宅でヨガを行なっている様子の写真も公開。楽しみながらもストイックに、“戻るべき場所”へ向け、このような状況下でもいま自分の出来ることに日々取り組んでいるようだ。
 
構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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