得点後に「令」の字を表わすゴールパフォーマンスを披露する仲川(23番)。その隣でM・ジュニオール(9番)は真似しようとしたが、うまくいかず…。(C)J.LEAGUE PHOTOS

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 1年前の今日、横浜F・マリノスの仲川輝人は“メモリアルゴール”を決めていた。

 横浜は5月3日、クラブの公式You Tubeチャンネルで、仲川の「J1リーグ令和初ゴール」の動画を投稿。19年シーズンの10節アウェー広島戦の34分、マルコス・ジュニオールの狙いすましたスルーパスに抜け出した仲川は、飛び出してきた相手GKを軽やかにかわし、左足でシュート。ボールは相手DFに当たってゴールイン。横浜はこの1点を守り切り、難敵相手に完封勝利を収めた。

 仲川は得点後、両腕を斜めに下げ、左足を器用に曲げて、「令」の字を表わすゴールパフォーマンスを披露。その横で、同じポーズを取ろうとしたが、やや戸惑っているM・ジュニオールの姿もなんとも微笑ましい。コメント欄には「仲川って運をもってるよね」「マルコスが令和パフォーマンス困惑!笑」ほか、「一年経つのも早いですね。色々と大変ですが、また試合始まったら頑張ってください」というコメントが寄せられた。

 また、昨年4月1日に新元号「令和」が発表された直後に、仲川にその印象を聞いたことがある。「お、時事ネタですね」と快く応じてくれたトリコロールの23番は、「なんか、まだしっくりこない感じですね。慣れれば、しっくりくるようになるのかも。ちょっと、言いにくいかな」と当時は語っていた。だが、約1か月後には、そのゴールパフォーマンスで新元号をしっかりとモノにしているあたりは、さすがである。

取材・文●広島由寛(サッカーダイジェスト編集部)

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