大根おろしが辛いのにはワケがあった!おいしい作り方を紹介
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家で作った大根おろしが辛すぎる!前はそんなことなかったのに、今回は辛いのはなぜ?まずは大根の特性を知りましょう。
■辛さは部位によって違った!大根の上手な使い方
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作るたびに大根おろしの辛さが違うのは、使った大根の部位に理由があるのかもしれません。大根の辛いところはどこでしょうか。また、辛い部位でもおいしく食べられる方法を紹介します。
・上(葉元)は甘みも栄養もたっぷり
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大根は、一番上の葉元が最も甘いです。辛くない大根おろしを作りたい場合は、この部位を使うといいでしょう。煮ても甘味が出るので、野菜が苦手な子どもにもおすすめです。ちなみに大根の葉にはβカロテンなどの栄養がたっぷり含まれているので、無駄なく料理に使いましょう。
水分が多くシャキシャキした食感なので、サラダなどの生食に適しています。
・真ん中は大根が主役の料理にもぴったり
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真ん中は、辛味と甘味がちょうどよくやわらかい部位です。
煮てもやわらかく仕上がるので、離乳食にもおすすめです。厚切りにして調理するのに適しているので、ふろふき大根などの大根を主役とした料理に使用するのがよいでしょう。
・下(先端)は加熱してから食べるのがおすすめ!
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下の先端は、最も辛味のある部位です。逆にそれを活かして辛味のある大根おろしが作れます。
その他辛い大根の食べ方としては、水分が少なく繊維質であるため、サラダなどの生食よりも汁物や炒め物に使うのが適しています。
もしうっかり辛い大根おろしを作ってしまって困ったら、桜えびなどのお好みの具材と片栗粉を混ぜて焼き大根餅にするとおいしくリメイクできます。
■大根おろしはなぜ辛いの?その原因となる成分は?
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大根おろしが辛くなる原因を知って賢く対処しましょう。
・大根おろしが辛い原因は?
大根おろしが辛いと感じるのは、イソチアシネートという辛味成分によるものです。イソチアシネートは、グルコシノレートという成分が酵素と反応することで発生します。
・なぜ大根をおろすと辛くなるの?
おろす前の大根をかじっても、大根おろしほどの辛味はありません。これは、グルコシノレートと酵素が大根の別々の部分にあるので反応が少なく、辛味成分の発生が最小限におさえられているためです。
しかし大根をおろすとそれらが混ざって大きく反応が起こります。酵素がグルコシノレートをイソチアシネートにたくさん変化させることで、強い辛味が発生するのです。
また、これらの成分の量は部位ごとに違うので、大根おろしにした時の辛味も部位ごとに違うと考えられています。
■ひと手間で辛味はおさえられる!辛味抜きの方法あれこれ
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大根おろしは、ちょっとしたひと手間で辛味を軽減することができます。
・ラップをせずにしばらく置くだけ
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大根の辛味の原因はイソチオシアネートですので、これがなくなれば大根おろしの辛味がとれます。イソチオシアネートは揮発性なので、ラップなどせずにしばらく置いておくだけで辛味が抜けていきます。
ただしあまり長く放置すると大根おろし自体の味が落ちるので、次の食事で食べないのであれば保存しましょう。大根おろしは冷凍で保存できます。使うときは、電子レンジなどで急速に解凍すると辛味だけでなく苦みも出るので、自然解凍がよいでしょう。
・電子レンジで簡単!辛味抜き
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大根は煮ると甘くなりますね。大根おろしも電子レンジで加熱すると辛味が抜けます。ただし、大根おろしの状態は電子レンジ内で沸騰しやすいので注意して加熱してください。
・マヨネーズを加えればすぐマイルドに!
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大根おろしに、マヨネーズを加える方法です。マヨネーズの油分が大根の辛味をマイルドにして食べやすくします。大根スティックの辛味をとるのにもおすすめ。すぐにできるので、食べ始めて辛さに気づいたときにもさっとリメイクできますね。
また、酢にも辛味をやわらげる効果があります。料理に合わせてすだちやレモン果汁を加えてもいいでしょう。
■知らなかった!辛味がやわらぐおろし方
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おろし方によっても、大根おろしの辛味は変わります。大根の辛味成分イソチオシアネートの発生をおさえるには、おろすときになるべく繊維を壊さないようにすることが大切です。
大根を縦に切り、その断面を繊維に沿ってやさしくおろしていきます。大根は、上の葉元に近いほうを使いましょう。
「鬼おろし」というおろし器はおろし金が粗い木製なので、繊維を壊さずザックリおろすことができます。好みに合わせて道具を変えてみてもいいでしょう。
逆に辛い大根おろしの作り方は、繊維を壊すようにすりおろします。大根は、下の先端に近いほうを使いましょう。大根を横に切り、その断面をこするようにおろすと辛味成分がたくさん発生します。持ちやすいからとついこの方法で大根おろしを作りがちですが、辛味の出る方法だったのですね。
夫や子どもにお手伝いをお願いするときは、まず「大根の辛いほうは上下どっち?」「切り方やすり下ろし方で辛いのはどっち?」と大根のからいポイントを見分けてもらうことで、誰でもおいしく作ることができます。
■大根を使いこなしておいしく味わう大根おろし
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英語では大根を「JAPANESE Radish」と言わないと伝わりづらいそうで、大根が日本人の食と関わりの深い野菜であることが分かります。
和食に欠かせない大根おろしは、大根を知ることで好みの辛さにすることができます。上手に使って、いつでもおいしい大根おろしをいただきましょう。