ドルトムントのフンメルス photo/Getty Images

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マルコ・ロイス、トルガン・アザール、ジェイドン・サンチョ、そして今冬に加わったアーリング・ハーランドと、ドルトムントでは魅惑の超強力攻撃陣が完成しようとしている。

ただ、彼らを活かすパサーがいることも忘れてはならない。しかもドルトムントの場合は、最後方にサッカー界のクォーターバックと呼べる存在が控えている。

ブンデスリーガ公式がクォーターバックと称えたのは、センターバックのマッツ・フンメルスだ。DFの中でもトップレベルの技術を誇るフンメルスは、ドリブルからパスまでこなしてしまう天才肌の選手だ。

24日のケルン戦ではピンポイントのフィードからロイスのゴールをアシストしており、リーグ戦では2試合連続のアシストだ。後方からアタッカーを活かすとんでもないボールが飛んでくることも、対戦相手にとっては恐怖なのだ。

フンメルスも前線のクオリティを理解しており、常に前線の選手を活かすフィードの機会をうかがっているという。

「僕は常にロングボールに気を配っている。前線では3人、あるいは4人のアタッカーが素晴らしい動きをしているからね。それが可能になるんだ。今回はケルンが高い位置から守備をしていたから、ロングボールが上手くいったね」

フンメルスは評価を落とした時期もあったが、今や再びドイツ代表に必要な人材ではないかとの話題も出てきている。これだけ高精度なボールを通せるセンターバックは少なく、やはり特別な才能の持ち主なのは間違いない。

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