リヴァプールのファン・ダイク photo/Getty Images

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190cmを超えるサイズを誇りながらスピードもあり、オランダサッカー史に残る名センターバックと言われたのがヤープ・スタムだ。

マンチェスター・ユナイテッドでは3冠達成も経験し、ラツィオ、ミランでも活躍。相手FWを恐怖させるほどのセンターバックで、全盛期は世界トップレベルのセンターバックと考えられていた。

もちろんオランダ代表でもプレイしたのだが、オランダサッカー界は第2のスタム育成に苦戦したところがある。攻撃陣はいつの時代も豪華だが、スタムほど高い評価を得るセンターバックがなかなか出てこなかった。しかし、ついにフィルジル・ファン・ダイクという存在が現れた。

英『Daily Mail』によると、スタムはファン・ダイクが自身より優れているのではないかとまで考えている。オランダサッカー界にとっては待望のワールドクラスDFなのだ。

「オランダでは常に全員が議論していた。新たなヤープが必要だと。そしてついにフィルジルが出てきた。彼はアヤックスやPSVで成長した選手ではない。彼は小さなクラブからキャリアを築き、スコットランド、そしてイングランドへ向かった。分からないが、恐らく彼の方が優れていると思うよ」

ファン・ダイクはバロンドール有力候補にまで挙げられるようになり、現代トップレベルのセンターバックなのは間違いない。高さ、読み、1対1の強さ、キック精度、スピードと、目立った弱点もない。全盛期のスタムをも超えるほどのインパクトがあると言っていいはずで、ファン・ダイクのようなセンターバックをオランダサッカー界は待ち続けていたのだろう。

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