先制点を決めた南野をチームメイトたちが祝福する。南野は所属クラブでも目下絶好調だ。(C) SOCCER DIGEST

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 カタール・ワールドカップ出場をかけてアジア2次予選でモンゴルと対戦した日本代表の試合結果は、韓国でも詳しく報じられている。

『スポーツ朝鮮』は、「サッカー日本代表、ワールドカップ予選でモンゴルに6対0の勝利」という記事で、「日本はベストメンバーを総動員した。モンゴルは実力的に相手になるチームではないが、内外に戦力を見せつけようという意図があると解釈できる」と分析した。そして前半のゴールラッシュを伝えると、「後半も日本は猛攻を繰り広げた」とし、5点目となる酒井宏樹のゴールが決まってから「ようやく日本はテンポを落とした。それでもモンゴルは相手にならなかった」と、日本がいかに余裕を持って試合をしていたかを淡々と伝えた。

『スポータル・コリア』は「日本も爆撃、183位のモンゴルを6-0で制圧…予選2連勝」と見出しを打った。「日本がモンゴルを相手に何ゴールを挙げるかが関心事だった」と始まる記事では、「なかなか生まれない日本の最初のゴールは22分。何度も試みた単純なクロスだったが、今回は南野が正確なヘディングでゴールネットを揺らした」と伝えた。そして「リードを奪った日本は恐ろしいほど追加点を挙げた」と、その後の日本の猛攻を評価した。

 見出しに「日本“も”」と打っているのは、同日に行われた韓国対スリランカで、韓国が8-0の大勝をしたからだ。「ワールドカップ予選、日本−オーストラリアも5ゴール以上の大勝」(『マイデイリー』)といった記事もあった。

 韓国メディアが日本人選手のなかでも「見出しになる」と考えて使った選手は、間違いなく南野拓実だ
「“南野の先制ゴール”日本、183位モンゴルに6-0の大勝」(『InterFootball』)
「“南野先制ゴール”日本がリード中」(『SPOTV NEWS』)
と、彼の名前を記事タイトルに使ったメディアが目についた。単に先制ゴールを挙げたからではなく、チャンピオンズ・リーグなどでの活躍が著しい韓国代表ファン・ヒチャンと同じザルツブルクに所属しているからだろう。

『MKスポーツ』などは「“ザルツブルクのデュオ”ファン・ヒチャン&南野、Aマッチで並んでゴール」と見出しを打ち、日本対モンゴルの試合結果を伝えながらも、「ファン・ヒチャンと南野は今シーズン、ザルツブルクの主力としてプレーしている。ファン・ヒチャンは11試合で7ゴール・10アシスト、南野は11試合で6ゴール・8アシスト」と露骨に比較したりもした。
 
 比較といえば、「韓国のように“最弱チーム”と対戦したイラン・日本、選手構成はどうだったか」(『スポーツ韓国』)という記事では、「各グループで最も強いチームと最も弱いチームが激突した」と、日本対モンゴル、韓国対スリランカ、イラン対カンボジアをピックアップした。

「アジアのトップシードチームが最弱チームとの対戦を控えて、中心選手の体力温存とホーム初ゲームという象徴性の間で、悩んだはず」としながら、日本については「先月のパラグアイ、ミャンマーと続いた2連戦の先発ラインナップと比較して、2〜3人だけ替えた」と、アジアの強豪国のなかで最もベストメンバーに近い布陣で臨んだことを強調していた。

 いずれにしてもモンゴルに大勝して勢いに乗った日本代表。その戦いぶりを、韓国も注視していることだけは間違いなさそうだ。

構成●ピッチコミュニケーションズ

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