ナウルのアインギメア大統領=YouTubeの国連公式チャンネルから

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(ニューヨーク 27日 中央社)中華民国(台湾)と外交関係を結ぶナウルのアインギメア大統領は26日、米ニューヨークで開かれている国連総会の一般討論演説で、持続可能な開発目標(SDGs)関連の取り組みに台湾のような意欲も能力もあるパートナーを参加させるべきだと国連に呼び掛けた。

先月大統領に就任したばかりのアインギメア氏。同日には声明文も発表し、「ナウルは台湾を家族と見なしている」、台湾とともに「民主主義と法の支配を守る」などと台湾支持の立場を明確に打ち出していた。今月17日にも、台湾と国交のある他の10カ国と連名で、台湾の国連システム参加を支持する書簡を国連事務局に提出している。

アインギメア氏は、多国間主義のメリットを語るばかりで、各地の住民のためにSDGsを実現するという約束を強化しないのは不十分だと指摘。持続可能な開発には公平と包容力が必要だと強調した。

一般討論演説3日目となる同日に登壇した台湾の国交国はナウルのみ。これまでにナウルのほか、エスワティニ、パラオ、グアテマラの計4カ国が台湾を支持する発言を行った。

(尹俊傑/編集:塚越西穂)