アーセナルファンは後悔? 手放してしまったオランダの“NEXTブレイク候補”
5日に行われたEURO2020予選・グループステージ第5節、ドイツ代表VSオランダ代表のビッグカードはアーセナルサポーターにとって少し苦いゲームとなったのではないだろうか。アーセナルを去った2人の選手が得点を記録したからだ。
まずはドイツ代表FWセルジュ・ニャブリだ。ニャブリは15歳からアーセナルの下部組織に所属していたのだが、2016年に出場機会を求めてブレーメンへ移籍。翌年にはバイエルンへ移籍し、今やすっかり主力の1人だ。ドイツ代表でも先発を任されており、このゲームでも自慢のスピードを活かしてカウンターアタックで存在感を発揮。前半9分には先制点を記録している。
そしてもう1人。58分から途中出場したオランダ代表FWドニエル・マレンだ。20歳のマレンは少し珍しいキャリアを歩んでおり、2015年にアヤックスからアーセナルの下部組織へ移籍。その2年後、アヤックスのライバルクラブであるPSVへ移籍したのだ。アーセナルに在籍していた期間は短かったが、マレンも元アーセナルの選手だ。
しかもニャブリと同じく化けるのが早く、昨季はPSVでリーグ戦10得点4アシストの成績を記録。20歳にしてオランダ代表に選ばれ、このゲームでは79分に貴重な決勝点を記録している。マレンもアーセナルがあっさり手放してしまったアタッカーの1人で、少々もったいなかったか。
英『TalkSport』はアーセナルのアカデミーを去ってからブレイクした新たな選手としてマレンを紹介しており、「アーセナルのサポーターが手放したことを後悔する新たな選手」と伝えている。実際に後悔したサポーターは多いはずだ。
マレンがまだ20歳であることを考えると、今後さらに伸びてくるだろう。欧州五大リーグにチャレンジする日がくる可能性もあるはずで、オランダのNEXTブレイク候補生だ。
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