コパ・アメリカで日本とも対戦したゴディン。新生インテルでの活躍が期待される。(C)Getty Images

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 7月1日、インテルはアトレティコ・マドリーのウルグアイ代表DFディエゴ・ゴディンの獲得を発表した。

 アトレティコとの契約は6月30日までだったため、移籍金はフリーで、契約は2022年までの3年。現地メディア『Onefootball』によると、年俸は450万ユーロ(約5億8500万円)で、最高600万ユーロ(約7億8000万円)になるボーナス条項が付帯されているという。

 現在33歳のゴディンは、07年夏に加入したビジャレアルで評価を上げ、10年夏に引き抜かれたアトレティコでも、瞬く間に定位置を奪取。12年1月に就任したディエゴ・シメオネ監督の下でDFリーダーに成長し、圧倒的なエアバトルの強さと気迫溢れるハードな守備を武器に欧州屈指の堅守を支えた。

 2013-14シーズンに、18年ぶりのリーグタイトル獲得に大きく貢献したほか、12-13シーズンのコパ・デル・レイ優勝、2度のヨーロッパリーグ制覇を成し遂げている。

 だが、契約の延長交渉がまとまらず、5月7日に9シーズンを過ごしたアトレティコ退団を発表。インテルへの移籍が確実視されていた。
 
 加齢による衰えが見え始めているとはいえ、まだまだ世界トップクラスのCBのひとりであるのは間違いなく、最多キャップ(131試合)を誇るウルグアイ代表でも、アトレティコでも腕章を巻いたキャプテンシーも、小さくないプラスとなるだろう。

 アントニオ・コンテ監督の就任で3-5-2の導入が有力視されているインテル。ゴディンの加入により、ステファン・デフライ、ミラン・シュクリニアルとの強力3バックの形成が期待される。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部