中国メディアは、中国の自動車ブランドである「云雀」がこのほど、自動車のロゴマークを一新したところ、そのロゴマークは明らかにホンダの高級車ブランド「アキュラ」のロゴにそっくりであったと伝えた。(イメージ写真提供:123RF)

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 かつて中国メーカーが生産する自動車は「パクリばかり」と言われていた。特に外観においては海外の自動車メーカーを模倣したことが「一目瞭然」の車も多々あったものだ。近年はパクリが減ってきていたようだが、ここにきて「日本車をパクったとしか思えない」ような自動車が登場したという。

 中国メディアの今日頭条は10日、中国の自動車ブランドである「云雀」がこのほど、自動車のロゴマークを一新したところ、そのロゴマークは明らかにホンダの高級車ブランド「アキュラ」のロゴにそっくりであったと伝え、「頼むから日本に恥を晒さないでくれ」と論じる記事を掲載した。

 記事は、中国の自動車ブランド「云雀」は1996年に誕生したブランドだと紹介する一方、現在の中国人の多くはその存在すら知らないだろうと主張。なぜなら「云雀」は一度、中国自動車市場で淘汰された存在であり、2018年に再び中国自動車市場に戻ってきたブランドだからだと紹介した。

 続けて、「云雀」が一新したロゴマークがホンダの高級車ブランド・アキュラそっくりであったことを「パクリ」だと批判したうえで、中国の自動車産業は成長に向けて努力を重ねているというのに、「足を引っ張る行為」とあると切り捨てた。

 記事が紹介した「云雀」のロゴマークを見てみると、確かにアキュラのロゴマークにそっくりだ。アキュラのロゴマークはアルファベットの「A」の形をしているが、「云雀」のロゴもまさに「A」であり、「云雀」がアキュラのロゴをパクったと言われるのも当然なほど酷似している。これには中国のネットユーザーたちもあきれた様子で、「ロゴマークすら満足にデザインできないくせに、車を作るなんて言わないでくれ」、「中国人は本当にダメだ。最初から最後までずっと模倣ばかり」といったコメントが寄せられた。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)