「スタイエンにフレッシュな風が吹いた!」 デビュー戦で初ゴールの木下康介をベルギー紙が絶賛!
![出場して3分後に初ゴール! 「打った後のセカンドボールが(自分に)当たったことには気が付かなかったが、結果的に当たっていて良かったです」とコメント。 (C)STVV](https://image.news.livedoor.com/newsimage/stf/9/7/9730d_1429_de8b8c93_c6069de5-m.jpg)
STVVには現在、6人の日本人選手が在籍しており、この日の先発には鎌田大地、アジアカップから戻った冨安健洋が名を連ね、ベンチに関根貴大、今冬に加入した木下が入った。アジアカップで負傷した遠藤航は、日本でのリハビリを終えてベルギーに戻ったが、小池裕太とともにメンバー外となった。
ベルギーデビューを飾った木下。それからわずか3分後に、初ゴールの瞬間が訪れた。
クリスチャン・セバロスがゴール前に放り込んだクロスに対し、ゴール前で競り合った木下は、こぼれ球をヒールで蹴り込む。これをGKに弾くと、偶然にもボールは木下の左足ヒールに当たり、そのままゴールへ流れ込んだ。
なんともラッキーな形で決まった1点でSTVVは勝利。同クラブにおいて、日本人選手がデビュー戦でゴールを決めるのは、8月7日のヘンク戦でデビューした遠藤航、9月17日のヘント戦でデビューした鎌田大地に続いて、3人目となる。
ベルギー全国紙『Het Laatste Nieuws』は、「スタイエン(STVVホームスタジアム)にフレッシュな風が吹いた! STVVはスタイエンでVARの助けもあり、黄金の3ポイントを獲得。日本人の新しいストライカー、木下康介のデビューに感謝したことだろう!」とチーム、そして新たな日本人FWを絶賛した。
また、試合後の記者会見でSTVVのマルク・ブライス監督は、以下のように木下のデビュー戦を評している。
「コウスケは我々にとって6人目の日本人選手だが、すでに6年間も欧州でプレーしているので、すぐにトップチームに合流させた。コウスケは他の選手と異なる特長を備えており、とても速く、エネルギッシュに、チームのためにプレーできる。私たちは、彼をもっと異なる方法で起用することもできるだろう」
価値ある勝点を積み上げたSTVVは、リーグ残り5試合という段階で、勝点39、暫定5位につけている。次節は2月16日のズルテ=ワヘレム戦だ。プレーオフ1圏内の6位以内を目指す上で、190センチの長身とスピードを併せ持つ木下は、新たな“切り札”として重宝されそうだ。