GetNavi webでは日本全国津々浦々、各都道府県のご当地グルメ&おつまみをシリーズで紹介してきました。全国的に知れ渡ったメジャーなグルメはもとより、県民でなければ知りえない「こんな隠れた逸品があったのか!」な食材やおつまみなど、様々な気づきと反響をもたらした当企画。2019年を迎え、あらためてまとめ記事でお届けします。それでは【四国地方編】をどうぞ!

 

目次

徳島県

香川県

愛媛県

高知県

 

【徳島県】

 

[徳島県1品目]

阿波みそに徳島県産ゆずがまるごと入った柚子味噌!

柚りっ子

柚りっ子 国産100%

柚といえば高知県のイメージですが、徳島県でもたくさん作られています。「ゆずがまるごとようけ入っとるけん」とパッケージにあるとおり、「柚りっ子」は柚子がたっぷり入った、とても良い香りの柚子味噌です。

 

柚子味噌とは、味噌汁にするのではなくて、”食べる”味噌。柑橘と米味噌という一見不思議な組み合わせながら、柚子の甘酸っぱさと香り、それに味噌の塩味が加わり、甘くて優しいマイルドな味になっています。おでんにつけたり焼きおにぎりに塗って焼いたりするのがポピュラーですが、ご飯やパンにそのまま乗せて食べても美味です。

 

イチオシはふろふき大根で、淡〜い味の大根にたっぷりの柚りっ子を乗せると、それはもう良い香りがしてハフハフと美味! パッケージも可愛いく、未開封なら常温保存できるので気の利いたお土産にもなります。130gのパックで475円(参考価格)。

 

↑おでんや田楽にたっぷりつけて食べると最高! 野菜もたくさん行けちゃいます

 

[徳島県2品目]

バリボリ思いっきり食べたい素朴なさつまいもスイーツ

農家ソムリエ〜ず

おさっち。

「なると金時」は徳島の砂地で栽培されるさつまいもです。ホクホクと甘く、焼き芋はもちろんいろいろなお料理に使えます。様々な和菓子、洋菓子に使われ、お土産物にもなっています。

 

そのなると金時を皮ごと厚めにスライスして、国内産米油で揚げ、種子島産の粗糖をかけた――というお菓子が「おさっち。」です。形はバラバラながら食べやすい一口サイズで、口に入れるとほんのり甘く、噛むとバリバリボリボリ音がするくらいの歯ごたえが。素朴な味ですが、ほのかな甘さとさつまいもの香りにこの硬さ……やめられなくなります。

 

アイスクリームに乗せたり、小さく砕いてサラダのトッピングにしても美味しく、お土産にしてももうれしい軽さです。1袋50gで278円(参考価格)。

 

↑つやつやで「なると金時」ほぼそのままの見た目。静かなところで食べるときは気をつけて!

 

[徳島県3品目]

ザ 徳島のソウルドリンク

JA徳島市

ザ すだち

緑色で、固くて、酸っぱい、すだち。何故か高級食材。サンマに添える以外にあまり馴染みはないかもしれません。でも徳島ではそうめん、お刺身、紅茶、何にでも合わせる食材です。収穫期には頂き物のすだちが冷蔵庫にごろごろ、なんて家庭も。

 

徳島県のマスコットキャラクターが25年間も「すだちくん」、というほど徳島ではメジャーなすだち。わざわざ食べなくていいや……という方も、ぜひ清涼飲料水「ザ すだち」は味わっていただきたい。きっと、すだちの良さを満喫できます。

 

口に入れると、まさにこれがすだちの香り! 少し酸っぱくてほんのり甘く、そして爽やかなのでゴクゴク飲めます。甘さ控えめだから暑い夏には冷やすとより美味しいですし、炭酸水で割るのもオススメ。冬はホットでも◎! 1缶190mlで84円(参考価格)。

 

↑甘酸っぱさがたまらない!一度飲んだらすだちファンになること請け合いです

 

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【香川県】

 

[香川県1品目]

自宅でカンタンに讃岐の味! 醤油うどんの万能選手

鎌田醤油

讃岐うどん醤油

香川のご自慢グルメはうどんだけじゃない、けれどもやっぱりうどんは外せない! ということでまずはうどんをひき立てる逸品を。こちらの「讃岐うどん醤油」は、地元の醤油メーカーがしょうゆうどん用に開発しただし入り醤油です。地元産の本醸造醤油に、さば節・かつお節・こんぶだしがたっぷりと入っています。大根おろしといただく「ぶっかけうどん」にも、さぬきうどんブームの火付け役ともなった「釜玉うどん」にも使えるうどん専用の醤油です。

 

販売元の坂出市・鎌田醤油は、フランス革命が起きた1789年(寛政元)創業の老舗醤油メーカー。古くからの醤油作りの伝統が生きている本品は、うどんとのからみもよく、おろし大根や生卵との相性もいいしっかりとだしの効いた深い味わいのだし醤油です。

 

内容量は鮮度を考えた200mlとなっており、口栓付紙パック仕様。口栓は液だれしないよう設計されていて、何度使っても液だれで容器が汚れることがありません。価格は257円(参考価格)。

 

↑讃岐うどんのおいしさを引き立てる深い味わい。病みつきになること請け合いです!

 

[香川県2品目]

噛むほどに豆の甘みがジュワ〜! 大きな金時豆がごろごろ入った懐かしの味

白十字製菓

たっぷり豆パン

香川のスーパーで当たり前のように見かける「豆パン」。全国でも売られていると勘違いしている香川県民も多いようですが、コレ、実は香川県ならではの郷土グルメなのです。

 

白十字製菓の「たっぷり豆パン」は、国産金時豆が100%使用されており、その名の通りパン1個に大きな金時豆が30個以上ちりばめられています。金時豆を甘く柔らかく煮込んでおり、まるで和菓子を食べているかのよう。香川県では金時豆を天ぷらにして食べる習慣もあり、その甘食文化はあん餅入り雑煮にも通ずるものがあります。

 

さっくりフワフワの生地には香川大学で開発された希少糖シロップが使用されています。年配の方はもちろん、学校の運動会のお昼ごはんとしても配られており、幅広い年齢層に広く愛されている定番菓子パンです。価格は118円(参考価格)。

 

↑たっぷり入った甘〜い金時豆でお腹も心も大満足!!

 

[香川県3品目]

インスタ映え間違いなしの伝統菓子

細川安心堂

道明寺 おいり

「おいり」は香川県の西部地域の伝統菓子ですが、最近はその知名度を上げています。というのも、ソフトクリームや洋菓子に色とりどりのおいりをちりばめた写真の可愛さが、若い人に「インスタ映え」すると話題なのです。

 

約450年前に丸亀藩主のお姫様のお輿入れの際に献上されたのがはじまり。以来、西讃地方の嫁入り道具の一つとして定着、「心を丸く持って、まめまめしく働きます」といった意味が込められています。

 

原材料はもち米で、様々な工程を経て完成するまで一週間かかります。中は空洞になっており、強めに持つと割れて粉々になってしまうほど繊細です。味はほんのり甘く、口に含むとすぐに溶けてしまいます。昔はそのまま食べたものですが、今ではトッピングとして大人気。パステルカラーの優しい色合いとまるっこさが可愛いもの好きの女の子にはたまらないでしょう。23g入り213円(参考価格)

 

↑そのまま食べても、トッピングにしても。アレンジ自在の古くて新しい新感覚のお菓子です

 

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【愛媛県】

 

[愛媛県1品目]

発売から50年! 長年親しまれてきたキレイな緑色の缶入りクリームソーダ

四国乳業

らくれん ホームアップ クリームソーダ

1980年代半ばに、チェリオなどの300mlビン入り変わりダネ炭酸飲料がブームだったことがありました。そのころの人気商品、「スコール」は全国で販売されているためご存知の方も多いと思います。その「スコール」に味が似ていると言われるこの商品は、昭和43年に発売されました。スコールより、4年も前なんです。

 

「らくれん」は関西・四国では馴染みのある乳製品ブランドなのですが、残念ながら全国区ではないため、この商品をご存じない方も多いでしょう。クリームソーダ味の炭酸飲料というのは、当時としては画期的でした。あのころ喫茶店のクリームソーダは人気メニューでしたから、気軽に飲めるということで流行ったのだと思います。ぐわっとくる程よいメロン風味の炭酸の刺激は喫茶店のクリームソーダそのままです。

 

缶の見た目から緑色の飲み物を想像しますが、注いでみるとあわい白色。クリームを溶かした後のような色ですね! 来客時に出すと、「これ、懐かしいー!」と大盛り上がりです。子どものころに飲んでいた人が多いので、愛媛出身の人へのプレゼントにオススメです。250ml入り125円(参考価格)。

 

↑メタルな風合いのグリーンにレトロ感あふれるデザインの缶がステキです

 

[愛媛県2品目]

愛媛県民に親しまれる有能な万能食

程野商店

ひと味ちがう油揚 松山あげ

松山の地では、明治の初めから薄く切った豆腐を揚げて作る干油あげという食べ物が作られるようになり、常備食として活躍していました。昭和中期、松山名産にしたいという思いから「松山あげ」と名付けられたこのおあげは、その願い通り愛媛の名産品として根付いたのでした。

 

3cm大に最初からカットされている油揚げなので、インスタント味噌汁にそのまま入れて使えるという便利さが横着者にはうれしいですね。そのうえ常温保存可、湯通し不要と至れり尽くせりです。

 

さくさくふわふわで指先で簡単に潰れるので、どちらかというとお麩に近いですね。その分味を染みこませやすいと言えます。味噌汁だけでなくお吸い物にも煮物にも使えて、ほかの食材を引き立ててくれる優しい味です。1袋165円(参考価格)。

 

↑さくふわなのでサラダのトッピングにも。インスタントのお味噌汁に入れてもGOOD

 

[愛媛県3品目]

食べやすさと強すぎない酸味に大満足!

グリップコーポレイション

瀬戸内しまなみ柑橘物語 八朔缶詰

愛媛といえばみかんの産地として有名ですね。みかんを含むいよかんやネーブルなど柑橘類の生産量は日本一なのです。なかでも瀬戸内海を望むしまなみ海道の周辺は、温暖で穏やかな気候から全国有数の柑橘類生産地となっています。

 

というわけで柑橘類を使用した加工品も豊富でして、今回は缶のデザインがとってもカワイイ、こちらの「八朔缶詰」をご紹介します。はっさくは皮をむくのがちょっと大変で、苦みも少しあるので好き嫌いが分かれたりしますよね。でもこのシロップ漬けのはっさくは、苦みはほとんど感じずエグみも皆無! 酸味もほどほどで、かなりまろやかなのにはっさくならではのシャキシャキ感は健在。

 

大きすぎず小さすぎずのちょうど良いサイズ感がうれしいです。あまりに食べやすいので、一人で一缶ぺろりといけちゃいます! 1缶486円(参考価格)。

 

↑太陽のような色でとってもキレイ。酸味もほどほどなので何個でも食べられます

 

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【高知県】

 

[高知県1品目]

ふわふわと柔らかい、貴重なメヂカ(ソウダガツオ)の削り節!

新谷商店

卵かけご飯専用 極上宗田節

卵かけご飯といえば日本の朝食の定番です。朝は納豆やたまごをご飯にぶっかけたものをかきこんで終わり、という忙しい方も多いと思います。ところで卵かけご飯を食べる時ってどうしていますか? めんつゆとか、最近では卵かけご飯専用の醤油などもありますね。実は、さらにかつお節を乗せると、とっても美味しいのです!

 

この商品は、卵かけごはんが大好きな方にぜひお勧めしたい、なんと“卵かけご飯専用”の削り節です。コクがあってふわふわとマイルドな口当たりの宗田節、芳醇な香りで「かきこんで終わり」のいつもの卵かけご飯がワンランクアップ。ちょっと贅沢な朝食を演出できます。

 

量が少ないように見えますが、ぎゅうぎゅうに詰め込んであるので、開けるとびっくりのボリューム感。たっぷりかけて楽しめます。378円(参考価格)。

 

↑見た目が豪華な卵かけごはん、簡単なのに贅沢な気分に!

 

[高知県2品目]

高知・四万十川の流域より贈る、定番おやつの芋けんぴ

南国製菓

芋けんぴ

半世紀前から四万十町にて芋菓子や米菓子を作っている株式会社南国製菓が作る「芋けんぴ」です。高知の四万十川といえば有名な清流ですね。この流域は豊かな食材の宝庫であり、そんな土地で育まれたさつまいもを使って作ったのがこの商品。高知名物のひとつでもあります。

 

これでもかというくらい深部までカラメルが浸透した細切りさつまいもは柔らかいながらも歯ごたえがあり、そして甘さの奥からおいもの香りがたちあがってきます。「もともと甘いものを更に砂糖まぶして甘々にした」お菓子って、食べると幸せな気分になりますね。コンビニに行くと手ごろなスイーツが簡単に手に入る時代ですが、こういう素朴な味わいのスイーツもいいな! と思わせてくれる逸品です。409円(参考価格)。

 

↑お家でのお茶うけにピッタリ! お年寄りからお子様まで、幅広く好まれています

 

[高知県3品目]

「子どもにおいしい栄養を!」という思いから作られた30年のロングセラー

馬路村農業協同組合

缶のごっくん馬路村

高知の東側にある馬路村。ここはもともと林業が盛んな地域でしたが、時代の流れから林業に代わる産業としてゆずの栽培に取り組み始め、そして今では日本一のゆず生産量を誇っています。ゆずの木々が並び、ゆずの花の芳香が漂う道――かつて木材を運んた鉄道が通っていた場所は「ゆずロード」と呼ばれ、今や観光地としても有名です。2017年には日本遺産にも認定されました。

 

そのゆずを使って、大人はもちろん子どもにも喜んでもらえるような飲料を作ろう、という思いから「ごっくん馬路村」は作られました。村を流れる安田川の水とはちみつ、そしてかぐわしい香りのゆずという組み合わせ。蓋を開けると、柚子の香りがふわっと広がります。さっぱりとしたやさしい甘さで飲みやすく、ゆずの美味しさを再確認できるドリンクです。180ml入り129円(参考価格)。

 

↑蓋を開けるとゆずの香りが広がります

 

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