日本人自身さえもが「苦しい」と告白する、日本社会に存在する文化やルール=中国メディア
![「遊ぶために有給休暇を取ることは罪悪だという考え方」など、日本社会にある12個の暗黙のルールを、中国メディアが取り上げたルールとは・・・(イメージ写真提供:123RF)](https://image.news.livedoor.com/newsimage/stf/5/7/576ee_620_cf23898d_d5e19030-m.jpg)
記事は、「日本には多くの独特な文化や伝統が存在し、それらがある程度日本社会の環境に影響を与えている。もしこの環境でうまくやっていきたいのなら、ルールを守らなければならない。日本人は小さいころからこれらのルールを学び、適応してきたが、外国人から見てみると実に奇妙なものも少なくない。そして実は、日本人ですら耐えられないと思っているのだ」としたうえで、日本のネット上で示された「日本に存在する12の忌まわしい文化と暗黙のルール」を紹介している。
残りの6つは、「有給休暇や出産・育児休暇を取得しようとすると上司が嫌な顔をする」、「履歴書は手書きじゃなきゃいけない風潮」、「遅刻に厳しいくせにどしどし残業させる時間観念」、「個性を求める学校教育に対し、社会が個性を許さない」、「何かにつけてメディアが自粛を煽り立てる風潮」、「ネットでのマナー違反行為に対してネットユーザーが鬼の首を取ったように非難する風潮」となっている。
紹介された「忌まわしき風潮」の多くは、仕事をするうえでのものだ。日本のある若手社員が上司から「世の中は理不尽なことだらけだが、その理不尽を受け入れなければいけない」と言われたという話を前に聞いたことがある。それ自体が「理不尽」極まりない発言という印象だが、これまでの日本社会では「そういうもの」として罷り通ってきたのだろう。しかし、価値観が多様化し、グローバル化も進んでいる今の日本社会では、このような「理不尽」に疑問の声を挙げる人が増え始めた。
社会で生きて行くうえで守らなければいけないルールや、少々がまんしたり耐えたりしなければならないことは当然ある。しかし、慣例や固定観念による、必要のない、あるいは合理性のない縛りや理不尽な事柄は廃されるべきだ。社会が急速に変化する中で、人びとの観念も変わっていく必要がある。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)