プロが伝授!「毛穴・黒ずみ・小ジワ」3大お顔の悩み別スキンケア
毎日欠かさず行う洗顔やスキンケア。せっかく高い美容液を使っているのに、今一つお肌が輝かない……なんてことはありませんか?
お肌も生き物、人それぞれ肌質も違えばスキンケアのやり方も違ってきます。とくに30代〜以降の大人の女性は、新陳代謝の低下やホルモンバランスの影響もあり内側からのケア、外側からのケア、両方からの上手なアプローチを行うことで“キレイなお姉さん”になれるか“おばさん”と呼ばれてしまうかと道が分かれます。
そこで今回は、プロのヘアメイクアーティストとして年間1,000人以上もの女性を美しく変身させている筆者が「お顔の悩み別スキンケア」をご紹介します。
毛穴の広がり20代の頃には気にならなかった頬や小鼻の毛穴も、気付けばドロップ型に目立つように。小鼻の毛穴も年々深くなってきますよね。
これは、角質代謝の低下が原因。お肌の表面に古い角質の層がたまってしまうと“溝”になってしまいます。この悩みには“ピーリング”がおすすめ。
また、毛穴の広がりは、表面ではなく土台の“表情筋”の緩みにも原因があります。 両頬、とくに小鼻の脇あたりに目立つ人は、“小頬骨筋”の筋力が低下して下がってしまい表面の皮膚がしたに引っ張られて毛穴が広がって見えるのです。
この悩みにはスキンケアよりも“筋肉トレーニング”が有効。
大きく口を開けて両頬を上に持ち上げたまま「あ・い・う・え・お」と頬に痛みを感じるまで動かしましょう。
毎日行うことで、身体の筋肉と同じようにお顔の筋肉も成長、チークボーンの上にハリを出す事が出来ます。
毛穴の悩みと同様にこちらも角質代謝不足が主な原因となりますので、ピーリングで表面の余分な角質を落とすことが重要なのですが、毛穴の目詰まりを起こす“クレンジング剤”を見直すのも有効。
今季は再ブームでまた“オイルクレンジング”が流行っていますが、オイルは酸化しやすい上に、広がった毛穴に入り込んで洗い流しきれないこともあるので、場合によっては“角栓”を作る原因にもなります。
プロがおすすめするクレンジング剤は、水溶性タイプの“ジェルクレンジング”。油で浮かすのではなく、固まった皮脂を乳化させて柔らかくすることで取り除きやすくなります。
小ジワ深く刻まれたシワは“表情皺”として、日ごろの表情の作り方やマッサージで改善されていきますが、表面に細く薄く見える小ジワは“乾燥”が最大の原因。
30代では化粧水の量にも意識してみてください。1回でどのくらいの量が必要なのか?というと、使用するメーカーによっても様々ですが、保湿後のお肌の状態として、まるでコマーシャルのようにピタピタと手の平がお肌にくっついてくるようになるのがパーフェクトな状態。毎日しっかりと保湿を行えば、小ジワは1週間もあれば少しずつ改善していきます。
また、乾燥からくる小ジワには、食生活にも気を付けたいもの。
炭水化物は太るから……と完全に抜いてしまうと、細胞の保水量も下がってしまいスカスカな状態に。炭水化物や良質な油など、内側からも潤いとツヤに働きかけるような食生活を心がけましょう。
いかがでしょうか? ピーリングや表情筋のトレーニングなど、知ってはいても取り入れたことがない人もいるのでは? ぜひ、ご自身のお肌の状態と向き合って、今の自分に必要なケアを追及されてくださいね。
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【筆者略歴】
古賀真知子
メイクアップイマジンbyオフィスノムラ主宰。撮影関係のヘアメイクをこなす傍ら美容家として一般女性に美しくなるための様々なビューティプログラムレッスンを行っている。モットーは「女性は内・外側から美しく」