ベース手前でワンバウンド、でもイチローは打つ! “伝説ワンバン打ち”にMLBが脚光
オリックス時代に披露した18年前のワンバン打ちにMLBが注目
米大リーグ、マリナーズのイチロー外野手は球団特別補佐に就任したことで、今季の残り試合の出場がなくなった。米メディアが続々と過去の偉業を振り返り称賛する中で、MLB公式ツイッターではオリックス時代の伝説の名シーンをピックアップ。動画で公開している。
記録にも記憶にも残るイチローのプレー。2000年まで在籍したオリックス時代のプレーで、ファンの記憶に深く刻まれているシーンのうちの一つは、あの伝説的なワンバウンド打ちではないだろうか。
2000年5月13日のロッテ戦(グリーンスタジアム神戸)だった。ロッテの後藤利幸投手が投げたのはベース手前でワンバウンドするボール。だが次の瞬間、信じられないような光景が広がった。
まるでゴルフのスイングのような軌道でバットを出したイチローは見事にミート。右前へ運んだのだ。類まれなバットコントロールを、改めて見せつけるイチローの伝説的なシーンの一つだ。
テレビCMで流れ話題を呼んだ“バット当て”も収録
動画にはもう一つ、驚愕のシーンが収録されている。マウンドから投球してホームベース上に等間隔で立てた4本のバットに連続で命中させる、2012年頃に大きな話題を呼んだテレビCMでの一コマだ。試合中ではないが、イチローの驚異的なコントロールの良さがよくわかる。
MLBは2つのシーンを、「イチローがベストだ」という文面で公開。コメント欄には「いつかイチローと大谷の対決が観れる事を期待している」「誰もがイチローを愛してる。彼は偉大で、尊敬できる、ハードワークをする選手だった」「ありがとう、だけでは彼への感謝を表しきれないベースボールのレジェンド」などとファンから感謝のメッセージが相次いでいた。
プレーのすべてで観る者を魅了したイチロー。再びその雄姿が見られる日は来るのだろうか。(THE ANSWER編集部)