エウケソン弾に沈んだ川崎Fがホームで黒星スタート…《ACL2018》

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▽AFCチャンピオンズリーグ(ACL)2018グループF第1節の川崎フロンターレvs上海上港が13日に行われ、0-1で敗戦した。

▽昨シーズンの明治安田生命J1リーグで優勝し、3年連続6度目の出場となった川崎Fは、10日に行われたセレッソ大阪とのFUJI XEROX SUPER CUP 2018からスタメンを4人変更。今季クラブに復帰した大久保や負傷明けの大島、エウシーニョが先発に起用。出場停止の車屋の代わりには登里が起用された。

▽一方のプレーオフを勝ち上がり本戦への出場を決めた上海上港は、古巣対戦となるフッキやオスカル、エウケソン、アフメドフら主力を順当にスタメンで起用した。

▽中2日での一戦となった川崎Fは、C大阪戦での反省点を生かして立ち上がりから素早い好守の切り替えを見せる。しかし、12分に川崎Fは最初のピンチを迎える。中盤でのパスカットからウー・レイに左サイドを突破されると、ボックス左からシュートを放たれたが、これはGKチョン・ソンリョンがセーブした。

▽上海上港の激しい守備に苦しむ川崎Fは、23分に失点を喫する。ユー・ハイの左クロスを谷口が被ってしまうと、これを拾ったエウケソンがシュート。ブロックに入った登里に当たったボールがGKチョン・ソンリョンの手を弾きゴールに吸い込まれた。

▽先制を許した川崎Fの反撃は33分、大島の絶妙なパスでボックス右に侵攻したエウシーニョがクロスを供給すると、ゴール前に走り込んだ中村がヘディングで合わせたが、これはGKヤン・チュンリンに左手一本でセーブされた。

▽迎えた後半は、立ち上がりから一進一退の展開が続く。すると71分、川崎Fはこの試合最大の決定機を迎える。小林とのパス交換でボックス手前を崩した大久保のラストパスをボックス左で受けた家長がフリーで決定機を迎えたが、このシュートは枠の上。

▽1点の遠い川崎Fは、81分に家長を下げて長谷川を投入。さらに86分には、エドゥアルド・ネットに代えてルーキーの守田をピッチに送り出した。

▽すると89分、川崎Fはカウンターから右サイドを突破した途中出場の阿部がクロスを供給。ゴール前に走り込んだ大島が右足で合わせたが、これは枠を捉えられない。

▽結局、試合はそのまま0-1で終了。ホームで競り負けた川崎Fは、20日にACLグループステージ第2節の蔚山現代戦(韓国)を敵地で行う。