上智大学、アンコール・ワット遺跡修復のため“クラウドファンディング”に挑戦
上智大学のアジア人材養成研究センターは1月22日、国内最大のクラウドファンディングサービスである「READYFOR」において、総額1000万円を目標金額としたアンコール・ワット西参道の修復プロジェクトの資金調達に挑戦する。
同大学では、「カンボジア人による、カンボジアのための、アンコール・ワット遺跡保存修復」を国際協力の哲学として掲げ、1996年カンボジア王国シェムリアップ市に「アジア人材養成研究センター」を開設。以来20年にわたり、遺跡の保存・修復に携るカンボジア人の石工や遺跡保存官などの人材育成に取り組むほか、同遺跡を管理するアプサラ機構と共同で西参道の修復工事を行ってきた。また、同センター長の石澤良昭教授は、同遺跡の保存修復および人材育成への貢献が認められ、2017年にアジアのノーベル賞と呼ばれる「ラモンマグサイサイ賞」を受賞している。
【実施概要】
プロジェクト名:「上智大学石澤良昭 アンコール・ワット西参道完全修復への挑戦!」
URL:https://readyfor.jp/projects/sophia-angkor
募集期間:2018年1月22日〜4月20日
目標金額:1,000万円
クラウドファンディング挑戦について 石澤教授のコメント
アンコール・ワット遺跡群はカンボジアを象徴する遺跡であり、その保存・修復は現地の人々自身の手によって守り、誇れるようにしていかなければなりません。西参道の修復事業においても、「By Cambodian's for Cambodians」で国際協力をすすめていくという原点を忘れずに取り組んでいきます。本遺跡のような文化遺産を、国際社会が人類の至宝として保存していく重要性を広く世界に訴求していく所存です。ご支援のほどよろしくお願いいたします。