今なお世界中で愛され続ける伝説の作品が、45年の時を経て復活!

1972年にスタートしたロボットアニメの“原点”にして“頂点”とも言われる『マジンガーZ』。その正統後継であり、完全新作のアニメ『劇場版 マジンガーZ / INFINITY』がいよいよ1月13日より全国劇場にて公開される。



その公開を記念して“アニメソングの帝王”“アニキ”こと水木一郎による『マジンガーZ』『グレートマジンガー』の主題歌スペシャルライブと、大のマジンガーファンとして知られるタレントの関根勤、田名部生来、水木一郎によるアニマックス×キッズステーション共同特番『劇場版 マジンガーZ / INFINITY劇場公開記念 「マジンガーZ これを観れば10倍楽しめるZ!」』が放送。番組内でたっぷり“マジンガー愛”を語った関根勤、田名部生来、水木一郎の3名が、収録後、インタビューに答えた。

『マジンガーZ』の魅力は“フォルム”


永井豪によるギャグ漫画『ハレンチ学園』以来、永井の大ファンだった関根は、初めて買ったレコードが『マジンガーZ』だったという。「とにかく曲が好きだったんですよ! 普通のレコードは歌手を思い出しますが、アニメソングの場合は、水木さんも浮かんでくるし、自分の好きな回の映像も浮かんでくる。自分が(主人公の)兜甲児になったような気分にもなれる。すごくマルチに楽しめるんです」。

『マジンガーZ』にもっとも惹かれるのは“フォルム”だと語る関根は、「あんなに大きなロボットはそれまでいませんでしたから。ヨーロッパの騎士のような雰囲気も良かったですね」とコメント。また、“合体”と“乗り物”であることにも大きな魅力を感じると語った。「『マジンガーZ』は男の子の夢を具現化してくれた乗り物ですよ!」。

私の人生を形作った『マジンガーZ』



スーパーロボットが大好きな父親に育てられ、赤ちゃんの頃からベビーベッドの枕元に『マジンガーZ』などの超合金が並んでいたという田名部生来は、父親の教えで子供の頃から男の子のように遊んでいたという。

「父親からはロボットアニメを通して“人を支えられるような人になりなさい”と教わりました」と振り返る。「私にアニメの良さを教えてくれたのがロボットアニメで、そのロボットアニメのレジェンドが『マジンガーZ』なんです。私の人生を形作ったアニメです」と断言した。

関根勤の言葉で吹っ切れた水木一郎!



「アニキ自身が『マジンガー』の伝道師」(田名部)、「(水木さんにとっての『マジンガーZ』は)勝新太郎さんにとっての『座頭市』」(関根)と讃えられた水木は、「偶然、自分の声と合ったんです。45年歌っていても、新鮮な気持ちで歌えます」とコメント。

映画『劇場版 マジンガーZ / INFINITY』では『マジンガーZ』主題歌の作曲者である渡辺宙明の息子である渡辺俊幸による編曲でオープニングテーマを歌い上げた水木。「フルオーケストラのアレンジですが、イントロからものすごく高まります。何千回、何万回も歌った『マジンガーZ』を一回忘れて、まったく新鮮な気持ちで歌いましたが、歌いながらどんどん乗っていける! ぜひ映画館で聴いてください」と熱く語った。

また、水木は関根との秘話も披露。かつて恥ずかしがり屋だった水木は、アニソンファン以外が集まるライブでアニソンを歌うとき、少し恥ずかしそうにしていたのだが、そのことを知った関根がラジオのゲストに水木を招いて「僕たちは水木さんのファンです! 堂々と歌ってください!」と伝えたところ、関根の言葉で吹っ切れた水木は「ゼェーット!」と堂々と歌うようになったのだという。なお、ラジオから生まれた“雄叫び”というキーワードから、水木一郎初のベストアルバム『OTAKEBI参上!吠える男 水木一郎ベスト』が誕生している。

まもなく公開される『劇場版 マジンガーZ / INFINITY』は必見だ。

Writer:大山くまお
(提供:ヨムミル!Online)