創始者のレンツォ・ロッソ

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 「ディーゼル(DIESEL)」が、ブランドの公式SNSでCEOの募集を開始した。募集期間は10月5日から4日間。
 2013年からトップを務めてきたアレッサンドロ・ボリオーロ(Alessandro Bogliolo)がブランドを去り、ディーゼルは現在CEO(=Chief Executive Officer)が不在中。今回募集しているのは"Chief(チーフ)"ではなく"Chair(チェア)"が役職名になったCEO(=Chair Executive Officer)で、創始者のレンツォ・ロッソ(Renzo Rosso)は動画でメッセージを送っている。「当社のCEOが去り、心にぽっかり穴が空いています。でも一番深刻なのはぽっかり空いた椅子なのです」。
 CEOの条件として、MBAの学位や財務のスキルは必要ない。志望者は「第一に座るのが得意である必要があります」とし、他の人と全く違う方法で座る確かな能力を示さなければならないという。応募方法は、ディーゼルのFacebookページにGIFまたはビデオをアップロードすること。選ばれた応募者は新たな役職のCEOとして、1週間にわたりイタリアのディーゼル本社で最も重要な椅子に座ることができる。
 なお、元CEOのアレッサンドロ・ボリオーロは今年、「ティファニー(Tiffany)」の新CEOに就任している。