田中順&渡部弾の神戸が札幌に快勝《J1》

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▽明治安田生命J1リーグ第26節のヴィッセル神戸vs北海道コンサドーレ札幌が16日に神戸総合運動公園ユニバー記念競技場で行われ、2-0で神戸が勝利した。

▽ここまで10勝3分け12敗で11位の神戸と、7勝5分け13敗で14位に位置する札幌が激突した。神戸は1-2で勝利した前節のガンバ大阪戦から大森に代えて田中順を起用する1点を変更。対する札幌は、2-1で勝利した前節のジュビロ磐田戦と同様のスタメンで臨んだ。

▽試合は、早々に神戸がスコアを動かす。4分。ボックス左手前で中に切れ込んだポドルスキが右足でミドルシュート。GKク・ソンユンが正面ながらもこのシュートを弾くと、こぼれ球を田中順が押し込み、神戸が先行した。

▽出鼻を挫かれた札幌だが、9分には反撃。チャナティップの浮き球スルーパスで正面に抜け出したヘイスがGKをはずすシュートを放つ。無人のゴールにボールが向かうも、これはカバーリングに入ったDF岩波の好クリアに遭って同点弾とはならない。

▽すると、22分には神戸が突き放す。藤田が蹴った左CKにニアサイドの渡部がヘッド。このシュートが決まり、神戸がリードを2点に広げた。

▽さらに神戸は41分にもゴールに近づく。左サイドから三原がクロスを入れると、ペナルティアークの小川がバウンドしたボールを左足ボレー。このシュートが枠を捉えたが、GKク・ソンユンのファインセーブに阻まれた。

▽迎えた後半も好勝負が展開される。札幌はハーフタイム明けから都倉に代えてジェイを投入。一方の神戸はポドルスキが積極性を見せる。そのポドルスキは62分、ボックス左でDFに囲まれながらも強引に仕掛けて左足を振り抜く。しかし、強烈なシュートは枠に飛ばない。

▽終盤にかけても手を緩めないポドルスキは果敢にゴールを狙う。88分には独力で仕掛けてボックス左から枠内シュート。しかし、これもGKク・ソンユンのセーブに阻まれる。

▽結局、ポドルスキにゴールは生まれなかったものの、そのまま神戸がシャットアウト勝ち。前節のG大阪に続く白星を手にした。