カブスのハビエル・バエス【写真:Getty Images】

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カブス24歳バエスが捕球→回転→送球まで一瞬たりとも止まらないスーパープレー

 米大リーグで遊撃手がダイビングキャッチから回転し、スローイングまで一瞬たりとも止まらずに披露。これぞまさしく“美技”という美しきファインプレーをMLBは公式ツイッターに動画付きで紹介し、ファンから感嘆のため息が漏れている。

 これを“美技”と呼ぶのだろう。華麗という表現がぴったりのスーパープレーを演じたのは、カブスの遊撃手、ハビエル・バエス内野手だ。

 15日(日本時間16日)のカージナルス戦。0-1とビハインドで迎えた2回2死無走者だった。右腕ラッキーに対し、右打者ウォンはピッチャーの三塁側を抜ける強い打球を放った。二遊間を抜けようかというあたりに対し、飛びついたのがバエスだった。やや深めに守っていた背番号9は、二塁ベース後方で半身になりながらスライディングで見事にキャッチ。すると、ここから信じられないようなプレーを見せる。

 そのままくるっと一回転するようにして体勢を立て直すと、動きを流れるように右膝を芝生に付いたまま一塁へ送球。ノーバウンドの正確なスローイングでアウトにしてみせた。捕球してから起き上がってスローイングの体勢に入るまで、わずか0.9秒。何よりも評価されるべきは、一瞬たりとも動きを止めず、やってのけたことだろう。

 本来ならド派手に見せるプレーを一瞬にして、いとも簡単に見せてしまうのは、超一流たるゆえん。MLBも「これ以上に円滑に軽々とやってのけることは決してできない」と公式ツイッターに驚きの言葉とともに動画を掲載し、ファンから簡単の声が続々と寄せられていた。

 これまでも抜群の身体能力を生かしたファインプレーを演じてきたプエルトリコ出身、24歳の名遊撃手。チームも見事に8-1と逆転勝ち。流れをもたらしたスーパープレーは価値あるものになった。