幼稚園児のお弁当は“完食”させることが大事/画像:大堀恵 公式ブログより

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子どもが幼稚園に入って初めてのお弁当となると、ついつい親も張り切って作りがち。少しでも栄養を摂ってもらおうと、たくさんの食材を詰め込んでしまう人も少なくありません。しかし子どもに持たせるお弁当を“少な目”と指定する幼稚園も多いので、分量には注意が必要です。

【写真を見る】元AKB・大堀恵が作った初めての幼稚園弁当/写真:大堀恵 公式ブログより

 

■ 大堀恵の少な目弁当

2014年に“命がけ”の出産を乗り越え一児の母となった元AKB48の大堀恵ですが、その後子どもはすくすくと成長している様子。今年無事プレ幼稚園に入園し、公式ブログでは様々な「手作りお弁当」が披露されています。8月23日に投稿された「プリキュアお弁当」にも「めっちゃ可愛い!」「うちの子もプリキュア好きだから是非真似してみたいです」との声が相次ぎました。

そんな大堀が初めてプレ幼稚園の弁当を作ったのは4月24日。ブログではサンドイッチやミートボールを使った、少な目のお弁当の写真を公開しています。お弁当の量が少ないのには理由があり、大堀は幼稚園の人から「好きなものを少なめでお願いします」と指定されたのだとか。

お弁当を“好きなもの”で“少なめ”にするように勧める幼稚園は多いようで、ネット上にも「幼稚園側から『普段の食事より少な目で』っていう指示があった」との声が多数寄せられています。

 

■ 目指すべきはまず“完食”

なぜ幼稚園側は「少な目」を指定するのでしょうか。「ベネッセ」の教育情報サイトによると、小さい子どものお弁当作りは「全部食べた!」という自信を持たせながら量を増やしていく事が重要。

千葉県の花水木幼稚園は公式サイトで、お弁当を保護者に作ってもらっている理由に「分量の調整が可能」という点を挙げています。好き嫌いがある子どもは、まず少量の食事を完食させ“褒めて伸ばす”ことが大事。そのため、子どもの成長度に合わせて量を減らせる“お弁当”は食育にもってこいです。

さらに、実際に幼稚園で働いている人のブログなどを見てみると「家と違う環境で食事すると緊張で食べられなくなる子どももいるから、保護者の方には“普段より少量”を意識してほしい」「教育方針が“まず完食させる”だから量が多いと先生としても困る」との声も。「お腹いっぱい食べて欲しい!」という親心もわかりますが、まずは“全部食べたら褒められる”ということを子どもに体験させてあげましょう。

 

■ お弁当は食べやすさが大事!

子どもにお弁当を完食してもらうためには、“量”以外にも様々な工夫があります。子どもの歯は未発達なので、まず大切なのは食材を小さく切ること。とにかく“食べやすさ”を意識することが肝心で、かたい野菜を入れる際にはやわらかく茹でてあげるなど様々な工夫が必要です。

その他にもネット上には「やっぱりキャラクター弁当は鉄板。キャラ弁にしてからかなり完食率上がった」「可愛い“ピック”にくし刺しにすると食べやすくなっておススメ」「弁当箱自体を小さくすると、見た目的にも少なく見えていい感じになる」との声が上がっており、みなさん様々な工夫をしている模様。最初に紹介した大堀も、ブログで「三食おにぎりお弁当」を公開した際に「三食丼にしたかったのですが、ボロボロこぼれると思いおにぎりにしました」と解説しています。

食べやすさを追求して、空の弁当箱を笑顔で見せつけてくる子どもを目いっぱい褒めてあげましょう。