中国メディア・今日頭条は11日「どうして日本人は高級車を買わないのか」とする記事を掲載した。記事は、日本でコンパクトカーや軽自動車が大半を占め、ベンツやBMWに乗る人が少ない理由について、7つの点を挙げて説明している。(イメージ写真提供:123RF)

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 中国メディア・今日頭条は11日「どうして日本人は高級車を買わないのか」とする記事を掲載した。記事は、日本でコンパクトカーや軽自動車が大半を占め、ベンツやBMWに乗る人が少ない理由について、7つの点を挙げて説明している。

 1点目は交通が便利な点を挙げた。「大都市や中都市は電車やバスの路線網が充実しており、街のあらゆる場所に楽に行くことができる」としている。また2点目は「駐車スペースが確保できない」とし、日本では自動車を買う際に車庫証明をとる必要があると紹介した。3点目は、自動車の維持費が高いことを挙げている。

 4点目に挙げたのは「金持ちである事を見せびらかしたくない」という考え方だ。記事は「日本人はお金を持っていることを見せびらかす人をとても嫌う習性があり、他人から白い目で見られないようにするために高級車に乗らない」と説明している。また「日本では高級車に乗るのは一般的に成金か闇社会の人であり、そういった人たちと間違われるのを恐れるため」という点を5つ目とした。

 さらに6点目には愛国的な感情を挙げ「日本人が高級外車に乗らないのは、それが日本車じゃないからだ」と説明。7点目には環境保護の意識が高く、自動車に乗らないか、もしくは燃費が良く経済性の高い自動車を選択することを伝えている。

 富の象徴として高級車を買って乗り回す人が少なくない今の中国からしてみれば、あまり高級車を見かけない日本の状況は奇妙に思えるようだ。この差を日本と中国の経済状況の差と見る中国の人は多そうだが、そこには「クルマに対する考え方の差」もあるのだ。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)