プリンセス・クルーズ提供

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(台北 13日 中央社)交通部(交通省)は11日、今年1〜7月に台湾でクルーズ客船を利用した海外旅客数が延べ3万328人となり、予想2万5000人を大きく上回ったと発表した。人数が最も多かったのは東南アジアからの旅客だった。

同部航政司の葉協隆・司長によれば、東南アジアからの旅客は全体の34.2%を占め、中でもマレーシアからの旅客が最多だった。香港・マカオ28.3%、日本10.3%が続いた。

葉司長は台湾がアジアで二番目に大きいクルーズ客船市場となっていることに言及。今年、スタークルーズやプリンセス・クルーズなどが運営する大型クルーズ客船が基隆港や高雄港から出発する路線の運航を開始しており、現在、これらの港では設備改善が進められているという。今後も地方自治体や業者と協力してクルーズ客船産業の発展を進めていきたいとしている。

政府は東南アジアや南アジア諸国との関係強化を目指す「新南向政策」を進めており、クルーズ客船による観光の促進にも力を注いでいる。

(汪淑芬/編集:楊千慧)