台湾鉄道に「親子車両」登場  熊のデザインで可愛らしく  7月末に試験導入

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(台北 27日 中央社)台湾鉄路管理局(台鉄)は27日、子供連れを対象とした「親子車両」を南港駅(台北市)で公開した。内装や外観には交通部観光局のPRキャラクター、オーションと台鉄のマスコット、てる(鉄魯)、はなちゃん(漢娜醤)のイラストがあしらわれ、可愛らしい雰囲気が演出された。7月30日から3カ月間試験導入され、毎週日曜に樹林(新北市)−台東(台東県)間を1往復する。

親子車両は特急自強号E1000型電車を改造。2019年上半期までに20車両を完成させる計画だとしている。車内には親子トイレや授乳室、ベビーカー置き場、親子の交流スペースを設けたほか、座席は2人掛け縦4列に加え、1人掛け4席を配置。子供連れが安心して鉄道の旅を楽しめる設計になっている。

料金は自強号の通常運賃の3割増し。6歳以上12歳未満は通常運賃の半額、座席を利用しない6歳未満の子供は無料となる。

7月30日から10月29日までの試乗期間中はチャーター形式とし、団体のみ利用可能。試乗申請の受け付けは7月17日から。

(汪淑芬/編集:名切千絵)