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●トレードステーションとは?

「現役トレーダーが語る10年先を⾒据えたトレード環境」と題し、日本株取引ツール「トレードステーション」トークイベントが東京・アークヒルズクラブで6月7日に開催された。

同イベントでは「EasyLanguage」や「SNSビューア」を中心とした話題とともに、現役トレーダーとしてTwitterでも活躍する坂本慎太郎氏や田代岳氏が登壇。トレードステーションの長所やSNSを活用したトレード環境、2017年のマーケットに関する感想を語った。

○「EasyLanguage」によってマーケットの分析は新たな次元へ

「トレードステーション」は、日本株取引を行うためのアクティブトレーダー向けトレードツール。イベント会場には実際に同ツールをインストールしたPCも用意され、来場者が自由に試用することができた。

第1部では、マネックス証券でトレードステーションの開発・営業を担当している山田真一郎氏によって同ツールの解説が行われた。トレードステーションは、最大2000銘柄の閲覧ができ、多数の情報を確認可能なトレードツール。カスタマイズ性の高さが最大の特徴となっており、例えばVWAPをリストでまとめて閲覧したり、かい離率がどれくらいになっているかを追いかけていくことができる。

●トレードステーションの有用性とは

また、アラート機能やシンボルリスト、銘柄リストを利用して、投資判断を行える。銘柄リストは同社でも随時追加が行われ、リアルタイムに現在のマーケットで取引したい銘柄を追いかけることが可能。分析面には特に力が入れられており、200種類以上のさまざまなテクニカルチャートで、26年分の過去データを閲覧可能だ。加えて、自身でチャートを作成することもできる。

「EasyLanguage」というプログラミング言語を利用し、ユーザー自身によってオリジナル分析や株の自動売買を行えることも、トレードステーションの先進的な面だろう。新機能も随時追加されている。例えばTwitterから効率的に情報を収集できる「SNSビューア」がそのひとつだ。

マーケットのさまざまな情報に対して柔軟な対応が可能なのが、同ツールの売りといえる。山田氏は「より実践的、現実的なストラテジーを作れるのがトレードステーション」と説明する。

○短期だけでなく中・長期トレーダーにも有用なトレードステーション

続く第2部では、Bコミ (@bucomi)こと坂本慎太郎氏、YEN蔵 (@YENZOU)こと田代岳氏の2名の現役トレーダーによって、トレード環境に関するトークイベントが行われた。

●トレーダー必須のツールとは?

坂本氏は、トレード環境として"板"を大事にしていると言う。トレードステーションは、売り板8段・買い板8段を表示する"フル板"が見やすいことが利点だという。また収益がきれいに表示できることを評価。短期はもちろん、中・長期トレーダーの情報源としても使えるオールマイティなツールと述べた。

田代氏は、フォントや文字の大きさを変えられるトレードステーションの見やすさを評価した。画面にテクニカルの数値が出てくるため、すぐに反応できるという。本来であればチャート、登録銘柄、保有銘柄、板の4つを見なければならないが、トレードステーションの画面はそれらが凝縮されていると述べた。

トレーダーにとって欠かすことのできないツールとなっているSNSについても言及。坂本氏、田代氏ともに情報を発信する側のユーザーだが、「だれをフォローするか」についての重要さを語った。田代氏は普段からTwitterクライアント「TweetDeck」をコラム分けし、モニタ1面で利用して情報を収集・発信していると自身の環境を説明。「Twitterの流れをチェックし、何が起きているかをリアルタイムで知るようにしている」と述べ、SNSビューアが備える可能性を語った。

坂本氏は短期トレードが速さ勝負になっているところがあり、プロと個人の差がなくなってきていると解説、「情報の速さにアクセスできる体制が大事」と強調する。アルゴリズム分析に対応できる拡張性の高いツールが必要になるだろうと述べた。最後に、坂本氏は自身のトレードステーションの活用方法を解説。業種別ランキングの各銘柄をソートできる点を、他のツールではなかなかできない特徴として上げた。