吉兆もある…森田理香子の復活優勝はなるか(撮影:上山敬太)

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<ヨネックスレディスゴルフトーナメント 2日目◇2日◇ヨネックスカントリークラブ(6,423ヤード・パー72)>
初日の悪天候によるキャンセルで2日間競技となった「ヨネックスレディス」。前日に続き、風と雨がコースを襲った。そんな中、昨年シード権を失い、復活を期す森田理香子が首位と3打差の1オーバー、6位タイでフィニッシュ。逆転を狙える位置で最終ラウンドに挑む。
ステップアップツアーではクラブを何本も抱えて…
「しょうもないミスがありました」としながらも、前半から耐えた。1ボギーで折り返すと、後半は11番で2メートルを沈めてイーブンに戻し、上位を伺った。それが14番でトラブルに見舞われダブルボギーとしたが、その後は18番のイーグル逃しのバーディを含み2バーディ、1ボギー。優勝争いにとどまった。
多くの選手がスコアを崩していく悪コンディションの中での1日。「今までの自分だったらブーたれていたかもしれませんけど、今の自分はそういう立場ではありません。試合に出られることがありがたい」と、必死で前を向き、スコアをまとめてきた。「いい経験をさせてもらっている。最後まであきらめずにやりたい」と、2014年3月以来の優勝に向け、歯を食いしばる覚悟だ。
森田の初優勝は10年の「樋口久子IDC大塚家具レディス」で、このときも土曜日が悪天候により中止となり、2日間競技。初日を1アンダーで終えた森田は、最終日になんと「62」をマーク。大逆転での初優勝だった。「初優勝のときと同じ2日間。振り出しに戻りたい。優勝できたらいいなと思います」と、思い出をも味方につけたい。
今季は主催者推薦や現地で欠場者が出た場合のウェイティングで出場試合のめどは立たない状況。当初はステップ・アップ・ツアーにも出場するとしたが、「チャンスは少ないが、レギュラーでの優勝を目指したいです」としたとおり、レギュラーツアーにこだわり、可能な限り出場を続ける。LPGAツアーでは、3位以内に入ると、翌試合の出場権が得られるが、目標はあくまで「優勝すること」と、自分を鼓舞し続けている。
「明日はそよ風の予報なので、伸ばしあいになると思う。私は距離も出るので、チャンスにつくと思う。パッティングを入れていきたい。行かないと追いつけないと思っています」と、スタートから首位を追いかける構え。13年の賞金女王の復活に期待が高まる最終日となりそうだ。
【第1ラウンドの結果】
1位:西山ゆかり(-2)
2位T:飯島茜(-1)
2位T:藤本麻子(-1)
4位T:岡山絵里(E)
4位T:石井理緒(E)アマチュア
6位T:森田理香子(+1)
6位T:穴井詩(+1)
6位T:葭葉ルミ(+1)
6位T:蛭田みな美(+1)
6位T:イ・チヒ(+1)
6位T:堀琴音(+1)
6位T:イ・ナリ(+1)
<ゴルフ情報ALBA.Net>

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