カップを手にして満面の笑み これぞ“スマイル・クイーン”(撮影:上山敬太)

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<サイバーエージェントレディス 最終日◇30日◇グランフィールズ カントリークラブ(6,501ヤード・パー72)>
リベンジ達成だ。昨年同様プレーオフに突入した「サイバーエージェントレディス」で、首位タイスタートのキムハヌルが鈴木愛を振り切って、昨年の惜敗を乗り越えた。
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前半は鈴木が連続バーディなどで飛び出したが、10番で鈴木がボギーを喫したのを機にエンジンをかけた。11番、12番で連続バーディでトップに立つと、16番でもバーディ。追いすがる鈴木を振り切るかに見えたが、17番で落とし穴が待っていた。「傾斜が強いのはわかっていましたが、打った瞬間に『速い』と思って」と、3パットボギー。チャンスを決めきれなかった鈴木と並び最終ホールに突入した。
18番はともにパーでプレーオフに突入。ともに約3メートルを残したバーディチャンスを先に鈴木が外すと、ハヌルは落ち着いてこれを沈め、大きく両手でガッツポーズ。「最初の18番もプレーオフも同じラインだったので、切れないと思っていました。緊張しましたけど、去年ほどではありませんでした。去年の経験生きましたね」と、冷静な試合運びでツアー4勝目を勝ち取った。
「また負けてしまうと、このあと響くと思ったので、勝ててよかったです。強い気持ちで臨んだ結果です」。約1メートルのショートパットを外して勝ちきれなかった昨年の悪い思い出を払拭したハヌル。「昨年の最終戦以来の優勝ですが、思ったより早かったです」と、笑顔満開。「今年の目標は昨年勝った試合で連覇することだったのですが、アクサレディスin宮崎では予選落ちしてしまった」と気落ちしたが、来年は、このサイバーで連覇のチャンスをゲットした。
「今年の目標は昨年の賞金ランキングを1つでも上回ることです」と、ランキング3位以内を視野に入れる。勝利数も「日本ツアー1年目が1勝、去年が2勝だったので、今年は3勝が目標です」と、まずは最初の一歩を踏み出し、口もなめらかだ。「成長している実感があります」と、この勢いを来週のメジャー初戦にぶつける構え。今年も強いハヌルが日本勢の前に立ちふさがりそうだ。

<ゴルフ情報ALBA.Net>

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