高橋みなみがパーソナリティをつとめるTOKYO FMの番組「高橋みなみの『これから、何する?』」。

4月4日(火)の放送では、医師で医療ジャーナリストの森田豊さんが出演。花粉症について教えてもらいました。



たかみなも毎年……というよりも一年中苦しんでいる花粉症。

最近では大人の約40%、子どもの約30%が苦しんでいると言われ、ある試算では花粉症による経済的損失はなんと5000億円にものぼるとか。その内訳は医療費はもちろんですが、症状がひどくなると集中力や思考力が衰え労働生産性が低下。経済的にも大きな影響を与えているそうです。森田さんも「花粉症をなくせば、もっともっと日本は潤うと思いますね」と話していました。

花粉症に対しては日々治療法も進化していますが、その最先端が“舌下免疫療法”。これは目薬や飲み薬による従来の症状緩和型の治療法とは違って根本から治す、いわば抜本的治療法。

スギ花粉のエキスを薄めたものを舌にたらし、徐々に体に慣れさせていくという治療法で現在は保険も適用されています。約8割の人に効果が認められているそうですが、なかには症状が悪化してしまう人もいると森田さん。実施の際は、医師の指導のもと行ってくださいと注意を促していました。

ちなみに、この舌下免疫療法は今はスギ花粉のみですが、将来的にはいろいろな花粉に対応できるのではないかと言われているそうです。

その他にも研究中のものを含めると、花粉症対策は多岐に渡っていて、たとえば“花粉症緩和米”なんてものもあるとか。これは“舌下免疫療法”と同じく、花粉のエキスをお米に混ぜることで体に徐々に慣れさせていくというもの。

また、“バナナ”を7〜8週間食べることで花粉症が軽減されるという話や“ダチョウの卵のマスク”なんてものも。森田さん曰く、ダチョウは花粉症が多いため抗体を持っている、それをフィルターにしてマスクを作ろうとしているそうです。なんとも驚きのアイディアですが、これにはたかみなも「ダチョウが救世主!?」とちょっとビックリ。

そんな最新事情の他にも、この日は花粉症に関するアレコレを森田さんが紹介してくれました。

たとえば、花粉症の際に控えた方がいい食べ物。特にはないそうですが、お酒はあまりよくないとか。花粉症も炎症なので、お酒を飲むことで脱水し、炎症が広がる可能性があるそうです。

逆に食べることで花粉症になりにくくなったり、症状を軽減する食物は、「はっきりと立証されているわけではないけれど」と前置きしつつ、腸内環境を整える発酵食品をピックアップ。腸内を鍛え、免疫力を高めることで花粉症対策にも繋がるのでは、という話でした。

さらに、人差し指が薬指よりも長い人は花粉症になりやすいと森田さん。

英スウォンジー大学の研究によると、人差し指と薬指の長さは胎児のときに浴びた性ホルモンに関係していて、女性ホルモンの影響を受けた人ほど人差し指が長く、そういう人はアレルギーに繋がることがあるため、花粉症になりやすいとか。

一方で、薬指の方が長い人は男らしい性格になり、スピード違反や交通違反などを犯しやすいという統計もあるそうです。

その他にも、鼻毛をよく切っている人や家の中でペットを飼っている人も花粉症になりやすいと森田さんは話していました。

4月5日(水)は音楽先生、高橋芳朗さんが登場します。お楽しみに!

【番組概要】

番組名:高橋みなみの「これから、何する?」

放送日時:毎週月〜木 13:00〜14:55

パーソナリティ:高橋みなみ

番組ホームページ:http://www.tfm.co.jp/korenani http://www.tfm.co.jp/korenani

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