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freeeは3月30日、会計から申告業務までクラウド上で行える「クラウド申告freee」に、法人税申告に必要な書類を作成するサービスを追加して、提供開始した。

同社では、会計から申告までの業務をクラウド上で完結できる「クラウド申告freee」を2016年10月に発表して以降、確定申告、年末調整に係る書類作成および電子申告サービスを順次提供してきた。今回、法人税の申告書作成機能を追加したが、4月下旬には法人税の電子申告機能の提供を予定している。

「クラウド申告 freee」は、確定申告、年末調整に係る書類作成および電子申告サービスを提供するサービス。事業主自身に加え、申告作業を代行される税理士もクラウド申告 freeeから電子申告が可能となる。また、新たに対応したマイナンバーカードを用いた電子申告にも対応している。

従来では、法人税、確定申告、年末調整などの主要な申告業務は、取引登録から申告書類の作成までの各プロセスが分断されていたり、申告書類の提出先が多数あるなど、多大な労力やコストがかかる業務となっていた。今後、クラウド申告 freeeを利用することで、これまでプロセスごとに分断されていた会計と申告の業務がシームレスに連携することができる。

同社では2017年1月以降、各税の申告時期に合わせて、確定申告、年末調整の申告書類の作成機能および電子申告機能を順次提供してきたが、今回の機能追加により、クラウド会計ソフト freee上での決算書の作成に加え、クラウド申告 freee上から法人税申告書の作成も可能となる。

さらに法人税の電子申告機能についても、4月下旬にリリースを予定しており、2017年3月期決算以降の法人税申告についても、freeeで会計から電子申告まで手続きが完了できるようになる。

(山本明日美)