[田舎暮らし4月号付録]1日10分で視力回復!? 魔法のいろはシート付き!
中学2年生から眼鏡ユーザーになり、40代からは老眼鏡のお世話に。ところが74歳から1日10分のトレーニングを続けたら、8カ月後には裸眼でものが見えるようになった……。
74歳から視力回復だなんて、なんだか胡散臭いと思われてしまうかもしれません。ですが、この方が実践した方法は、医学的な理論と実績に裏付けられた、欧米ではメジャーな方法なんだそうです。
その方法とは1世紀以上も前に、ニューヨークで眼科医ベイツ博士が発表した「ベイツ・メソッド」だ。欧米ではメジャーだが、日本ではこれまで本格的に紹介されたことがなかった。
そして、このベイツ・メソッドを日本人向けにアレンジしたのが「いろはメソッド」。このいろはメソッドを教えているのが、冒頭の体験をした張本人・松田好子さんです。
視力矯正の道具や手術はなしで、見えるようになるだなんて、不思議。
「あら、そんなに不思議な話ではないのよ(笑)。
近視や遠視、乱視、老眼は、目を緊張させることで起きる症状ですから、原因となる目の緊張を取り除けば症状は改善され、視力は元の状態に回復していくのです」
……目の緊張?? 取り除くって?
ますます謎が深まりますが、もう少し詳しく見ていきましょう。
そもそも、どうやって目が見えるのかを、まずはおさらい。
定説では、ものを見るとき、眼球の中の「水晶体」が変幻自在に厚みを変えて光を屈折し、網膜の上にくっきりと焦点を結ぶ。そうして網膜に映し出された鮮明な情報は脳へと伝達され、そこで「見えた」と認識される。
ところが、水晶体の働きが悪くなると、うまく屈折できずに焦点がぼやけ、遠視や近視になってしまう。
遠視、正視、近視
網膜を過ぎたところでピントが合うと、遠視となる。
これとは逆に網膜の手前でピントが合うと、近視となる。
いずれも外眼筋の緊張が原因だ。
そこで、眼鏡やコンタクトレンズの登場だ。道具を使って矯正すれば、屈折は常に一定の状態に保たれ、いつでもはっきり見えるようになる。
こうした定説に、ベイツ博士は異論を唱えた。
「忍耐強く研究を続けた結果、焦点を合わせるのは水晶体ではなく、外眼筋である、という結論に至ったのです」
外眼筋
眼球を動かす6本の外眼筋のうち4本は、見るものの距離に合わせて伸縮する「上直筋」「下直筋」「内直筋」「外直筋」。
残りの2本は眼球をぐるりと1周して絞って焦点を合わせる「上斜筋」「下斜筋」。
「外眼筋」とは、眼球の向きと形を変える片目6本の筋肉で、見るものの距離に合わせ、柔軟に伸びたり縮んだりする。
「この筋肉が緊張して硬くなると、眼球が動きにくくなります。その結果、焦点が合わずにピントがぼやけ、近視や遠視、乱視などに陥り、ものが見えにくくなってしまうということにベイツ博士は気づき実験を通して証明しました」
つまり、視力回復のカギを握っているのは、外眼筋。その緊張をゆるめてリラックスさせる方法がベイツ・メソッドなのである。
「年齢とともに水晶体が老化しても、外眼筋はおとろえないので、ベイツ・メソッドを行えば老眼を防ぐこともできるのですよ」
で、もともとのベイツ・メソッドはアルファベットで描かれた視力検査カードを使って行うそうですが、日本で暮らす人にとって、アルファベットよりも馴染みがあるのはひらがな。
(人は見慣れたものはよく見えて、見慣れないものは緊張して見づらくなる傾向にあるそうです)
そこで松田さんが考案したのが、ひらがな48文字が並ぶ「いろはシート」。これを使って行うベイツ・メソッドが、いろはメソッドなのです。
少々前置きが長くなりましたが、このように視力回復が期待できる「いろはシート」が、ただいま発売中の「田舎暮らしの本」4月号に付いてきます!
実際に、このシートを使って何をするのか。ざっくり言うと、文字を見ていくだけ!
もちろん、細かい手順や見方も誌面では解説されていますが、その方法に沿って朝晩5分ずつ実践するだけで、視力が回復するんだそうな。
本当に裸眼で暮らせるようになったら、日常生活はとってもラクになるでしょうね〜。
1日10分で良いなら、だまされたと思って実践してみては?長い人生、少しの時間を捧げることで裸眼で暮らせるなんて、夢のような話じゃないですか!
1回試してみたい!もっと詳しく知りたい!!という方は「田舎暮らしの本」4月号104ページからの特集「『いろはシート』で視力回復!」をご覧ください。
文/本村アロテア範子
写真/冨田寿一郎
イラスト/関上絵美
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