現役続行を希望するドログバは高額サラリーを用意できれば…。(C)Getty Images

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◆ディディエ・ドログバ(38歳/前モントリオール・インパクト/元コートジボワール代表)
  チェルシーとコートジボワール代表のスーパーレジェンドは、2015年7月に加入したMLSのモントリオール・インパクトとの契約が16年シーズンを持って満了。本人の希望は現役続行で、今年1月には「可能なら選手としてマルセイユに戻りたい」と03〜04年に在籍した古巣へラブコールを送っていた。しかし、オファーは届かず、一時は合意間近と伝えられたコリンチャンス入りも破談に終わっている。モントリオール時代に受け取っていた216万ドル(約2億4600万円)と同程度のサラリーを用意できるクラブが現われれば、Jリーグ入りの可能性もゼロではなさそうだ。
◆マイケル・エッシェン(34歳/前パナシナイコス/元ガーナ代表)
 チェルシーで一時代を築いたフィジカルモンスターだ。ミランを離れて15年7月にパナシナイコスに加入するも、怪我で本領を発揮できず1年で退団。一時は解説者への転身が噂されるも本人がこれを否定し、昨年11月には古巣チェルシーのトレーニングジムで汗を流す姿をインスタグラムにアップしている。昨年9月にはオーストラリアのメルボルン・ビクトリーと交渉の場を設けるなど、アジアのクラブにも門戸を開いている。Jリーグ勢にも望みはあるだろう。
◆ロビー・キーン(36歳/前LAギャラクシー/元アイルランド代表)
 11年に入団したLAギャラクシーで通算6シーズンを過ごし17年1月に退団。「次のクラブで大きな挑戦をしたい」と現役続行に意欲的で、2月にはUAEのアル・アハリのトレーニングに参加している。LAギャラクシーで5シーズン連続で二桁得点をマークするなど、持ち前の決定力は健在。得点力不足に悩むJクラブにとっては、大きな戦力になるはずだ。
 
◆ディミタール・ベルバトフ(36歳/前PAOK/元ブルガリア代表)
 マンチェスター・Uを12年8月に離れた後はフルアム、モナコと渡り歩き15年夏にギリシャのPAOKへ。16年7月に契約満了に伴って退団して以降はイングランドのクラブに中心に“再就職”を目指すも、結局は実現せず。今年2月の英メディアの取材で「状態はいいよ。もう少しプレーを続けたいと思っている」とコメントしているように、コンディションは良好のようだ。自慢のテクニックに錆び付きはなく、レバークーゼン時代(01〜06年)の同僚で柏レイソルでもプレーしたフランサのような活躍が想像できる。
◆アントニオ・カッサーノ(34歳/前サンプドリア/元イタリア代表)
 イタリアでも絶滅種になりつつある真のファンタジスタは、今年1月にサンプドリアとの契約を解消。その後“爆買い”が話題をさらった中国勢を筆頭に複数のクラブからオファーを受けたが、いずれも首を縦に振らなかった。カッサーノ本人は妻子とともに暮らすジェノバの街に愛着を感じており、「良い話がなければ、ベビーシッターか(水球選手の)カミさんの代理人でもやるよ」と引退を仄めかすコメントも口にしている。Jリーグのクラブが獲得するのは至難の業だが、実力・話題性は十二分。実現すれば、ポドルスキと同等のインパクトをもたらすだろう。