男子テニスのリオ・オープン初戦で世界ランク76位のトマス・ベルッシ(ブラジル)にストレート負けを喫した錦織圭【写真:Getty Images】

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まさかの初戦敗退となった錦織、試合中にラケットを破壊

 男子テニスのリオ・オープン初戦で世界ランク76位のトマス・ベルッシ(ブラジル)にストレート負けを喫した錦織圭(日清食品)。その一戦で、第1セットを落とした際にラケットをコートに叩きつけ、破壊した様子が海外メディアでも話題となっている。

 試合を放送した英スカイ・スポーツ電子版は「ケイ・ニシコリはリオ・オープンでの敗戦でラケットを破壊する」との見出しで特集記事を掲載。当時の様子を動画付きでレポートした。

 錦織はベルッシの強烈なフォアが決まり、第1セットを落とすと、ラケットを赤土に叩きつけた。怒りのはけ口となったラケットは大きく跳ね返り、完全に壊れてしまった。その際、試合を放送したスカイ・スポーツの実況は「おお! ニシコリのこのような光景はあまり見ることができません」と絶叫。スタンドからはブーイングも沸き起こっていた。

 記事では「ケイ・ニシコリは火曜日の夜にリオ・オープンで敗退となり、彼のラケットに怒りをぶつけた」とレポート。「世界ランク5位は通常、ツアーで最も温厚な選手の1人」とも紹介し、試合で見せた一面を特筆している。また、その要因として直前のアルゼンチン・オープン決勝で敗れたことにも触れ、「敗北から立て直すことができず、錦織は感情を抑えることができなかった」と分析していた。