人差し指では塗らない!プロの「アイクリーム」の使い方

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あなたのスキンケアアイテムの中に“アイクリーム”は入っていますか?

「私はまだ若いから大丈夫!」なんて思っている人、スマートフォンやパソコンを長時間使うことで知らず知らずに目元に負担がかかっています。

そこで今回は美容業界で長年活躍している筆者が、いますぐ使い始めてほしいアイクリームの使い方をお伝えします。

目元は顔のパーツの中で特に老化が現れやすい部分。目元にシワやたるみ、くまやくすみが気になり始めた方や、普段目元に負担のかかる生活をされている方、そして「アイクリームなんてまだ必要ない!」と思っている方にもぜひ使っていただきたいのです。

■アイクリームの基本的な使い方

年齢とともに目元は、乾燥・シワ・たるみなど、ひとつの場所にいくつものトラブルが重なってしまうことがあります。普段のスキンケアでしっかり保湿をしていても、何だか不安に……。

目元には目元専用のアイクリームを使えば、有効成分が直接目元に浸透して効果を発揮してくれますよ。

アイクリームを使用は入浴後と朝の洗顔後にスキンケアのひとつとしてプラスするだけでOK。洗顔後、今お使いの化粧水・乳液・クリームを付けたあとに、目元だけにアイクリームを優しく塗ります。

使う順番は、今使っているアイテムの説明書を確認してください。特に記載のないものはスキンケアの最後でOK。

 アイクリームを手の甲に米粒大くらいの量を出し、指の腹で温めてから目の周りに点置きで乗せます。塗る位置は、上まぶた・下まぶたのくぼみ部分の内側(アイホール)。薬指で下まぶたの目尻から目頭にかけて優しく伸ばし、鼻と目頭の間を通り上まぶたへ。そして目頭から目尻へとグルッと眼輪筋に添って1周させます。

3周目くらいでアイクリームがなじむので、優しく丁寧にすべらせながら、3周目の最後は上まぶたの目頭からこめかみ方向に流しましょう。

人差し指を使うと力が入り過ぎてしまうことがあります。薬指は余分な力が入り過ぎないため、皮膚の薄い目元や唇などにスキンケアアイテムをつける際には薬指を使うと良いでしょう。

シワやたるみなどが気になる部分には再度少量のアイクリームを優しくすべらすように重ね付けしましょう。

アイクリームの効果をアップさせるために、つけ終わったあとは両手でまぶたを軽く押さえ温めます。温めることで血行が促進され浸透力がアップし、くまやくすみの改善にも効果的です。

■おすすめアイクリーム

アイクリームは目元の肌にうるおいを与え、ハリや弾力を持たせるためのアイテム。そのため美容成分が配合されています。

例えば、乾燥による小じわが気になる方にはセラミド、レシチン、ヒアルロン酸、コラーゲン、スクワラン、アミノ酸、ポリグルタミン酸などの保湿成分が入っているものがオススメです。

エイジングケアには、レチノール、ペプチド(EGF・FGF)、アルジルリン、プロテオグリカンなど、整肌成分が入っているものなどがオススメです。

気になるトラブルに合った美容成分が配合されたアイクリームを選ぶと良いでしょう。

■アイクリームを使う際に気を付けること

目元は皮膚が薄いので、こすり過ぎないことが重要です。そして、アイクリームを付けているからと言ってスキンケアの手を抜かないこと。

また気になったときにだけ使うのではなく、できる限り継続して使用することをオススメします。

アイクリームは目元専用のクリーム。少しでも目元が気になり始めたら、早めにケアを始めて若々しい目元を保ちましょう。

【筆者略歴】

※ a.kumi ・・・長年美容業界で携えた知識と技術で、年齢と抗うことより心身共に美しく年を重ねる提案を発信している。

【画像】

※ sanneberg / shutterstock