「背中合掌」も効果的!寒さで悪化する肩こりのセルフケア法

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忙しい年末、肩がパンパンで辛い……という人も多いのではないでしょうか。寒さも加わり、血行不良も手伝って、元々肩こりがひどい人は、頭痛にも悩まされているかもしれませんね。

そこで今回はエステ講師の筆者が、辛い肩こりを解消するセルフケア法をご紹介。肩こりが解消されると辛さから解放されるだけなく、顔色もUPし、くすみもとれていいことづくめですよ!

■肩を触らないセルフマッサージ

肩が辛くなると、自分で揉んでいる人を見かけますが、恐らく硬くなりすぎてほぐすことは期待できず、あまり効果はないように思います。セルフで肩こり解消を目的にマッサージをするなら、おススメは“鎖骨リンパ節”と“胸鎖乳突筋”の2点。

鎖骨の上のくぼみを、痛気持ちいい強さでぐるぐるほぐしてみて。肩に近いリンパ節なので、血行が悪くなっていると鎖骨リンパ節も詰まっています。ひどい人は、軽く押しただけで強い痛みを感じることも。少しずつほぐしてみてください。

胸鎖乳突筋は、首を横に向けたときに出る、耳の後ろから鎖骨の中心にかけて伸びる筋肉です。左右の太さを比べたときに、どちらかが太い人は、太い側の肩こりがひどいはずです。

耳に近い筋肉が太い部分を指でつまみ、左右にゆらしてほぐしてみてください。

■“背中合掌”で肩甲骨を近づけて

デスクワーク、パソコン、スマホなど、何かと猫背になりがちな今の生活習慣は、肩が内側に入る“巻き肩”をつくってしまいます。

背筋が伸びた正しい姿勢は、それだけでも美しく見えますが、同時に適度に様々な筋肉が使われ、キレイなボディラインを作り、肩こりや腰痛など不快な症状からも遠ざけてくれます。

簡単にできる“背中合掌”はオフィスでもやりやすい簡単ポーズ。背中で手を合わせるだけで、胸が開いて、左右の肩甲骨が近づき、血行がよくなるのを感じられますよ。猫背になっているかも、と感じたときにもぜひやってみてください。

■人には見せられないけど効果アリ!“エアクロール”

お家で肩こり対策をするなら、試してほしいのが“エアクロール”。文字通り、あの水泳のクロールを空中でするだけです。

普段の生活を思い浮かべていただきたいのですが、今日腕を上に伸ばした記憶ってありますか? つり革を掴んだくらい、という人も意外と多いと思います。

肩甲骨もよく動き、血行がよくなるエアクロールは試してみる価値アリ。筆者は、左右逆方向に回す“エアクロール”のアレンジ版を実践中です。慣れるまで難しいですが、大きく回すといいストレッチになっている、と実感できると思います。

いかがでしたか? 寒さによる血行不良も肩こりをひどくする原因のひとつ。冬のお楽しみの入浴に、血行を促進する効果のある炭酸を加えるのもよいですよ、参考にしてみてくださいね。

【筆者略歴】

坂本 雅代 ・・・ 国際中医薬膳師/中医薬膳師/リフレクソロジスト/骨気小顔管理士。これまでに男女延べ1万人以上を施術。現在はサロン経営、エステ講師、美容ライターとして活動中。

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